【黒バス】悪童の妹 Second game【悪女主】

遊び４８ ページ10

「真は偉いわね」

「すごいな、真」

「それに比べてAは…」

「真を見習え」


ずっと言われ続けた
兄と比べられ続けた


兄と比べられるたび
私は怒られた


兄だけ、褒められた


だから努力した
必死に努力した


点は上がった
なのに、兄はその上をいく


私はさらに怒られた


けど、兄は褒めてくれた


「頑張ったじゃねーか」

「よくやったな」


その度に頭を撫でてくれた
私は癒された


だから、頑張れた


親になんと言われようが
兄がいたから頑張れた


しかし、親は兄しか見てない
兄しか愛してない


それが嫌で嫌でしかたなかった


だから私は人で遊ぶようになった


誑かしてみたり
誘惑してみたり


愛されたくて、キャラまで作って


そしたら、愛されてる人が羨ましくなった
だから潰すことにした


そこから、もう私は戻れなくなったのだ


愛が欲しいだけなのに

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