朝餉 ページ4
朝食の用意が出来る頃には華成さんや沖田さん、原田さんは起床していた。
だが、平助君と永倉さんは今だに広間でイビキをかいている。
お膳を人数分運び、味噌汁やご飯の入った鍋を広間に持っていった頃には流石に二人とも起きてくれた。
起きなかったら機嫌を損ねた華成さんに蹴っ飛ばされるらしい。(原田談)←
永倉さんは過去にアバラを折ったと言っていた。(沖田談)←
朝起きた頃にいなかった斎藤さんは巡察に行っていたらしく、遅れて広間に入った。
それからは近藤さん、山南さん、井上さんとゾロゾロと皆が集まってくる。
貴女「あれ?トシはまだですか?」
いつまで経ってもトシが来ないため、私は近藤さんに問う。
皆、すでに食事を始めていて、トシの席だけがポッカリと空いている。
近藤「うむ、呼んでも出てこないのだよ。
トシの事だから、心配はないと思うんだが・・」
沖田「あの人、仕事が大好きな人だからなぁ〜
気にしないで食べていていいんだよ、Aちゃん。」
貴女「う〜ん・・」
近藤さんと沖田さんの言葉に悩みつつ、私は立ち上がった。
湯呑にお茶を入れ、
貴女「お茶だけ持っていきます。」
と、お盆に乗せた。
広間を出て、トシの部屋に向かい、部屋の前で声をかけた。
貴女「トーシー!」←
が、返事は返ってこない。
代わりに中からはゴソゴソと不気味な音が聞こえる。
貴女「トッシィー、メーシーでーきーたー!」←
・・・やっぱり返ってこない。
痺れを切らし、私はお盆を持って襖を開けた。
グラッ!!
貴女「!?」
突然腕を引っ張られて視界が回る。
何が起きたのかわからなかったが、一つわかった事がある。
貴女「熱っ!?」
それは湯呑に入れた熱いお茶をモロにかぶってしまった事だ。←
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黒豆粉 - うおおお!終わり方カッコいいし、何よりお話が最高!!めっちゃ神作だ!ありがとうございました。 (2021年3月19日 23時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - 亀吉さん» 亀吉さん>そんな、最高だなんて嬉しすぎてニヤけちゃいます! 文の構成など、ド素人で上手くかけているか不安でしたが、そう言ってもらえると安心します! 長い小説になりましたが、最後の最後まで本当にありがとうございました!! (2014年3月29日 19時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
亀吉 - いいお話でした!!最高です!!文の構成とか惚れ惚れしちゃいました。これからも色んな作品を書いて下さい!! (2014年3月29日 19時) (レス) id: e342c6528a (このIDを非表示/違反報告)
岬鬼(プロフ) - セレ―ナさん» セレーナさん>ありがとうございます!! 作者自身も二人のやりとりは書いていて楽しかったです^ ^楽しんでもらえて光栄です! 未熟なものでご迷惑をおかけした事もありましたが、最後の最後まで本当にありがとうございました! (2013年6月27日 19時) (レス) id: 37539a4d10 (このIDを非表示/違反報告)
セレ―ナ(プロフ) - 一章からよませていただきました!主人公とトシのしりとりのやり合いがすっごく面白かったです!!お疲れさまでした!! (2013年6月24日 0時) (レス) id: c5f487b712 (このIDを非表示/違反報告)
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