真実と過去２ ページ48
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『輝､私から離れないで』
｢…はい｣
遡ること3分前
私達は学校から帰宅し、
夕飯の支度に取りかかろうとしていた頃
すんなりと鍵は開けられ
お父様が来た
その後には
私のよく知る音乃も一緒だった
父｢輝を連れ戻しに来た
さあ、帰るぞ｣
『…輝は私と一緒に住みます』
父｢お前も赤司との縁は切れたのだから
戻ってきてもいいんだ｣
『っ…いえ、結構です』
赤司、聞いただけでも胸が苦しくなる
父｢さあ、｣
｢…っ｣
父｢来なさい｣
輝の腕を引っ張り
無理矢理連れ出そうとする
『やめてください』
｢…姉様｣
割って入るがきっと
何の足しにもならないことは知っている
でも、覚悟は決めている
決めてここに居る
殴られても蹴られてもいい
弟一人救えない姉では
そんなの姉と名乗る資格もない
絶対守ると決めたのだから
父｢退け｣
『嫌です…』
父｢何の真似だ、抵抗する気か？｣
『はい』
この人は
いざとなったらなんとでもする
なんとでも出来る
『もう、輝を傷つけたくないので』
父｢気が短いのを知っているだろう
A、早く出せ｣
『嫌です』
父｢っ、退けと言っているんだ！！！｣
部屋にお父様の怒鳴り声が響いた
正直、怖い
『…いっ、嫌です』
父｢っ…頭にくる奴だ｣
遂に手が伸びてくる
あぁ…殴られる
歯を食いしばったと同時に鈍い音が聞こえた
音｢っ、A様を傷つけないでください…｣
私の前に膝をついて
左の頬を押さえる音乃が居た
『…音乃っ"！！』
音｢大丈夫ですよ、私は大丈夫です｣
『でも…でも…ッ』
私の手を振りほどいて立ち上がった
音｢お辞め下さい旦那様｣
父｢お前もか、音乃｣
音｢暴力を奮われて何の意味になりましょうか
それも、何の罪も無い子供に｣
父｢煩い！！！｣
また鈍い音がした
『やめて…っ"』
音｢っ、下がってください！｣
一瞬見えた横顔には
少し血が滲んだ跡があった
『嫌だ！！！』
音｢A様、駄目です｣
『駄目じゃない！！
音乃を巻き込みたくない…！』
音｢でも、駄目です。
A様、信じてください｣
…っ、
"＿＿＿どうか私を信じてください"
あの時の…
だからって、そんな…
音｢っ、く…｣
『もぅ…ゃめて…』
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あやぽん。(プロフ) - さややんさん» ご指摘ありがとうございます！！！ (2018年9月2日 15時) (
レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
さややん - 静かな朝２で、機嫌が期限になってますよ！ (2018年9月2日 15時) (レス) id: 9ca511b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - 三日月涼風さん» お久しぶりです！！本当に暑いよね…日本大丈夫？？← ありがとう、そっちも十分休養とってね！！！ (2018年8月14日 10時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
三日月涼風(プロフ) - 久しぶり！最近すごく暑いよね…夏休みの間だけでも、ゆっくり休んでね！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 089d604416 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - かげりんさん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずすみません…。落ち着いたら夏休み更新しようと思います！少し待ってて下さい！お願いします！ (2018年7月14日 12時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぽん｡ | 作成日時：2017年12月15日 19時
