バスケ日和１ ページ41
．
私は今､庭で遊ぶ…
いいや特訓(？)している二人を目で追っている
「輝､とってごらん」
ボールのバウンドする音
やまない足音
そう、征十郎が輝に
バスケを教えている途中だ
輝「兄様…っ速いです…」
「そうかい？ならもう少し…」
輝「いいえ！大丈夫です」
楽しいので､と立ち上がる輝
それを見て嬉しそうにする征十郎
すっかり親しんでくれたみたいでよかった
私は相変わらず音乃やお父様のことで
頭がいっぱいだ
だけど時々こうやって二人を見ていることで
幸せな気分になれる
「Aもおいでよ」
『…え』
輝「姉様もバスケ好きなんでしょ！」
『そうだけど…』
「A､パス」
ボールが飛んでくる
これは､取るしかないよね
ボールを両手でキャッチして立ち上がる
「僕が相手だよ」
『手加減してね？』
輝「姉様頑張れ！」
『え？１対２じゃないの！？』
「当然だ」
いやそんなの無理でしょ、と心の中で思いつつも
久しぶりのバスケに燃えている私
『樹希斗に少し教わったんだから』
「へぇ…にしても彼氏の前で
他の男の名前を出すとはAも生意気だね」
『嫉妬は結構だよ』
「してない」
ドリブルしながら征十郎をかわす
だいぶ手加減してくれているみたいだ
輝「兄様も頑張れ！」
『頑張らなくていい！』
輝の方を向いて叫んでいると
目の前に…
「集中しなよ」
一瞬、唇を奪われる
『え…』
地面に転がるボール
「僕の勝ちだね」
そのボールを拾い上げて
満足そうに笑う征十郎
輝「兄様すごい！」
…お願いします…お願いします…
輝がこんな人になりませんように…
「何か失礼なこと考えてない？」
『…別に』
…ちょっと嬉しかったけど
．
．
．
その頃、恋の歯車は
高速で動き始めていた
貴方は幸せを望むのか＿＿＿
．
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あやぽん。(プロフ) - さややんさん» ご指摘ありがとうございます！！！ (2018年9月2日 15時) (
レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
さややん - 静かな朝２で、機嫌が期限になってますよ！ (2018年9月2日 15時) (レス) id: 9ca511b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - 三日月涼風さん» お久しぶりです！！本当に暑いよね…日本大丈夫？？← ありがとう、そっちも十分休養とってね！！！ (2018年8月14日 10時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
三日月涼風(プロフ) - 久しぶり！最近すごく暑いよね…夏休みの間だけでも、ゆっくり休んでね！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 089d604416 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - かげりんさん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずすみません…。落ち着いたら夏休み更新しようと思います！少し待ってて下さい！お願いします！ (2018年7月14日 12時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやぽん｡ | 作成日時：2017年12月15日 19時
