心が揺れて３ ページ12
．
樹「赤司…！？」
手を解かれるも
驚きが隠せずただ征十郎を呆然と
見つめることしか出来ない
「"僕の"Aに何か用か？」
…彼の一言で鼓動が早くなる
"僕の"って…
樹「やはり付き合っていたんだな」
「どうせ気づいていんだろ？」
樹「まあな…」
お互い冷静だけど
睨み合っているように見える
ピリピリした空気に
私は口を閉ざすばかりだ
樹「…俺はお前が気に入らない」
「なんだ？唐突に」
樹希斗がいきなり
火をつけた
樹「でもな…」
樹希斗と目が合う
何処か切なそうに見えた
樹「A様が好きなのはお前だ、赤司。
口出しできる事でもないし
しようとも思わない」
「………」
樹「お願いだから…
A様を幸せにしてくれ…」
辛そうな表情に
複雑な気持ちになる
征十郎も驚いているようで
目を見開いている
すると、
「…当たり前だろう」
『…えっ』
彼が発した言葉に耳を疑う
樹「なら､良かった…」
樹希斗はカバンを持ち直して
その場から離れていく
こんなにも乱れた樹希斗をみたのは
初めてだったから色々と驚いたけど…
『あの…、』
「帰ろう」
二人になった私達
手を握られその場を離れた
先程の、征十郎が言った言葉が
頭の中をぐるぐると回る
＿当たり前だろう
これが本音であるなら
どれだけ嬉しいことか
その場しのぎで言ったことなら
きっと､私の心はズタズタになるだろう
どっちにしても
チャンスは今日だ、と
決心した
こんな気まづい生活も
幕を閉じるんだ
私の心は
大きく揺れた
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやぽん。(プロフ) - さややんさん» ご指摘ありがとうございます！！！ (2018年9月2日 15時) (
レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
さややん - 静かな朝２で、機嫌が期限になってますよ！ (2018年9月2日 15時) (レス) id: 9ca511b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - 三日月涼風さん» お久しぶりです！！本当に暑いよね…日本大丈夫？？← ありがとう、そっちも十分休養とってね！！！ (2018年8月14日 10時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
三日月涼風(プロフ) - 久しぶり！最近すごく暑いよね…夏休みの間だけでも、ゆっくり休んでね！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 089d604416 (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - かげりんさん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずすみません…。落ち着いたら夏休み更新しようと思います！少し待ってて下さい！お願いします！ (2018年7月14日 12時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやぽん｡ | 作成日時：2017年12月15日 19時
