あんスタ【私は、このﾌﾟﾗﾝを提案いたします。】4 (ページ4)

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123話ページ4

DDD終了後。

結果はいわずもがな。片付けを終えた私は、前に機材を貸してくれた男にお礼を言って、静かな会場を見つめる。

朔間｢fine側に偏った強豪ユニット。あの子らが立ち上がるきっかけを作るために戦わせたユニット。始まって今まで、全てお主の計画通りだったんじゃろう？｣

少し枯れた声。振り返ると、そこに朔間くんがいた。

思わず笑ってしまった。一人もいないステージに立つ私を、客席から彼は見ている。まだ、ユニットの衣装のままで。

そして、黒の隣に立っていたのは、白の代わりの白…日々樹くんだ。彼は確か、朔間くんと同じ五奇人。分かっていたのかもしれない。

日々樹｢私も気になりましてね。あの方は確かに勝利を頼んだはずなのに、どうして敗北したのか…奇跡？偶然？まさか！仕組まれたキセキ！！でしょう？汐見さん｣

これは全てが仕組まれたドリフェス。

貴｢敗北こそが勝利条件。それをクリアするために、私は、独自にこのプランを提案いたしました｣