ep.4 ページ6
闇「汝、何者だ。その力どうやって手に入れた」
貴「ふむ、そう言われても困りますねぇ。何ぜコレ゙は私が望んで手に入れたものではないので」
闇「……そうか」
そう言ったきり、また黙ってしまった闇の鏡に学園長殿が焦ったように声を掛ける。
ク「どういう事ですか!?それに彼女の寮についてまだ言っていませんよ!」
闇「この者はどこの寮にもふさわしく、どの寮にもふさわしくない。魂の形はこの寮全てに当てはまる故にどこの寮だとは言えぬのだ」
ク「つまり、彼女の魂は形も色もその時々により変わると……?あぁもう本当に何なんですか!」
そう言い、うんうんと頭を抱えて唸る学園長を目に留めずただひたすらに闇の鏡は私を見つめていた。
もう穴が空くのではないかと思うほどに見つめられると、流石に居心地が悪くなる。こんなに誰かにジロジロと見られることなど無いからだと思うが。
すると、学園長の腕の中にいた黒い猫のようなモノが突然飛び出した。
?「もごもご……ぷはっ!だったらその席、オレ様に譲るんだゾ!」
ク「あっ待ちなさい!この狸!」
?「そこのニンゲンと違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ!だから代わりにオレ様を学校に入れろ!」
そう喋る黒猫。こう見るとどことなく生物は違くとも喋る点でばこんのすげに近しいモノを感じる。流石に魔法が使える世界なのだからこういう生物がいてもあまり驚かないな。
?「魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだゾ!」
?「みんな伏せて!……ッ君、危ない!!!」
?「ん゙な゙〜〜〜!!」
すると突然、赤髪の青年にそう叫ばれる。だがそれよりも早く黒猫が、青白い炎をぶわりと吹いた。
だが私は一歩も動かずに、ただジッと立ち尽くした。別に逃げることを諦めたのではなく逃げる必要がないためである。
すると案の定、私に向かってきていた青白い炎は一瞬で防がれた。……巨大な一匹の゙白い大蛇゙によって。
ク「なっ、Aさん!!無事ですか!?」
貴「大丈夫ですよ。この子が居たおかげで」
そう言い、私をグルリと囲むようにして守ってくれた白い大蛇゙ハグの首を優しく撫で付ける。
ハ「シュルルルル……!!」
ク「そ、それは君の使い魔ですか?」
貴「まぁ、似たようなモノですよ。ハク、あの猫を少々止めてくれますか」
そう、驚いたような視線を学園長や周りの皆に向けられるがそれより先に今は目の前の黒猫へと視線を向ける。
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ももたろー - とても面白かったです!!!続き楽しみにしてますね!!( ̄▽ ̄)ゞ (2020年10月5日 18時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - このお話最高です!更新頑張ってください! (2020年8月2日 11時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 続き待ってます。 (2020年7月30日 1時) (レス) id: fe5d34cf39 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!応援してます!更新頑張ってください!応援してます! (2020年7月25日 18時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - とうらぶとのクロスオーバー&夢主の設定。。自分の好みぴったしですごく面白いです。更新頑張って下さい(°η°) (2020年7月9日 23時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千本桜 | 作成日時:2020年4月30日 18時