素直になりたいのは君のせい2【月永レオ】

甘え方が分からない！！ ページ9

結局甘えるってどうすんの？
知らないんだけど、人生で甘えるってなんかやった？
朝ぐらい？あれは正気が無いだけだろ

ぐるぐる考えていると家の前に着いた

『た、ただいま』

レ｢おかえり、遅かったな｣

『友達と盛り上がってただけ』

レ｢ふーん。｣


ぽつんとひとりでソファに座っていたレオを見てため息がつきそう。
なんで座ってんの立ってたら後ろから抱きつけたのに！！


レ｢なんで突っ立ってんの？｣

『いや、別に…はぁ、シャワー浴びてくる』

レ｢それなら風呂湧いてるから好きなように入ってこいよ｣

『分かった……』


なんでシャワー浴びてくるっつった私。
ていうか風呂湧いてた！
スパダリだった無理死ぬ(?)
確かにアイツ風呂入った後っぽかった


『良く考えれば、好きな人と一緒に住んでるって相当やばい？』


独り言言う私の方がやばかった
浴槽に浸かってるので聞かれてないと思うけど
今日頭悪いな私
しょうがないIQ下がる時もある

いつもツンツンしてるのに急にデレデレになってどうする
アイツがいない時ばっかりデレが出る気がする
やっぱり私はアイツがいると素直になれない

甘えるってどうするんだろ

いや、普通にしろよ。バカ？正気に戻れ最近バカだぞ私
大丈夫よ、いつも通りにするだけ
ザバッと水の音がした

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『何見てんの？』

レ｢蒼太が出てるドラマ｣

『へぇ、アイツドラマでてんの』


レオの隣に座った。
ふっ勝ちだな。
頭の悪い私は早く散れ


レ｢そー、あいつもこういう道に進むとは思わなかったけど、｣

『確かにね。てっきり私はアイドルになるのかと』

レ｢何｣

『…。』


こてんとレオの肩にもたれかかりたかったがあいにく避けられた。
てめぇ殺してぇ。ミンチにしようかな。そして明日はハンバーグだやったぁ


レ｢どうした〜？黙るなんてお前らしくないな。そんなにしたかった？｣

『ばか、違う。…私やっぱ無理だ…』

甘えるなんてハードルは高かった

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