あんさんぶるスクエア ページ5
来てしまった
まぁ、私もアイドルだったし?普通に入れるかな
今日はアイツが忘れ物したせいでちょうど家にいた私が届けることになったのだ
目の前には高いビルにESと書かれた文字がある
私もアイドルやってた時には言ってた散々酷い目にあわされたけど
「こら、関係者以外立ち入り禁止だよ。知らないのかい」
『あ、えっと…千波Aです。月永レオに忘れ物を届けに来たんですけど』
「千波A!?どうぞこちらからお入りください…」
っぶねぇ、アイドルやめてもアイドル笑顔しなきゃ言えない日が来るとは、
にしてもちょろいなアイドルだって言っただけで入れてもらえるなんて
ニューディは7階だけどアイツどこに居るんだろ
藍「あ、あわ、あわゎ…」
『…ん?』
藍「本物の千波Aだあああ!!??」
後ろから声がすると思い振り向けばこれだ
どこか見覚えのある薄い黄髪の男の子
華奢な体型にどこか女の子みたいなところを見せる
私を見て震えている
え、私怪物が何かかよ
『…あ、白鳥藍良くん!!』
藍「ひゃあ!?な、ななな名前知ってるんですかぁ!?」
『そりゃもちろん。この前コースター当てたし』
蒼太にあげたやつだけど。
何この子すごい蒼太と同じ何かを感じるこやつもドルオタ?と言うやつか
この格好でもバレるものはバレるんだな
藍「活動休止で伝説ともなった千波Aさんに会えるとからっぶーい!!どうしよぉ!?握手してくださぁい!」
『良いよ。私のファンだったりするの?』
藍「そりゃもちろんです。オレ、アイドルの箱推しって感じで!」
どこかで聞いたぞ、そのセリフ
空いた片手で握手すればまたテンションが上がる
この子可愛いオタクだ
…元々私はレオの忘れ物を届けに来たんだった
『あー…あのさレオ知らない?月永レオ探してるんだけど』
藍「レオさんですか?どこにいるのかなァ…」
『分からないならいいよ。』
藍「いえ!そんなここは協力させてくださ…」
途中目線がずれ、言葉を失った
どうしたんだろ。
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2022年10月14日 0時