素直になりたいのは君のせい2【月永レオ】 (ページ11)

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盛られたページ11

『やったぁ、やっと仕事が片付いた…これでやっと解放される…！！』

廃人のように部屋をでて時計を見るも夜の11時をまわってる
戸棚をあけてストックのお菓子を持ち出した
レオは打ち上げの飲み会って言ってたし、まだ帰ってはこないか

さて、何をしよう。
眠いから寝たいところだが根詰めすぎて昨日風呂は入ってないし、ろくに食べてないせいでやばい。
割と深夜テンションとアドレナリンがドバドバすぎて無理だ。何もかも。

レ｢…っはぁ、はぁ……ただいま……っ｣

『おかえり。ドア壊すなよ〜』

勢いよくドアが開きレオが帰ってきた。
顔がほんのり赤いのは酒のせいなのか。でもちょっとそれとは違う何かを感じる
珍しいな。こういうとこ見るの

レ｢ごめっ……近づくな…っへや…入るなよ…｣

『は、ちょっと、どしたの。大丈夫？…』

自分を見向きもせずに部屋から出てこなくなった
騒がしいな、とか言ってられない気がした。
明らかにおかしい。なんかあったのか。
打ち上げで？地雷源でもいたのか？
流石にあれは心配する
部屋に入るなって言われたものだから、隠し事でも？実は病気あったとか？見るからに酷そうだったしな
……やめよう。そういうこと考えるのは

『ねぇ、あんた大丈夫？なんかいるなら持ってこよっか？』

レ｢要らない…｣

ドア越しだが声が近い。ドアの向こう、すぐ側にいるのだろうか
息が荒いのが聞こえる。

『まじで心配なんだけど…遠慮すんなよ〜？』

レ｢ほんとに…？｣

『え…うん。』

レ｢どうなっても…知らないから…｣

『は……？』

ドアが開くと勢いよく手を引っ張られた
力が強くて痛い。腕がとれそう
目の前には色っぽいレオがいる

…あ、これあれだ。私馬鹿なことした

『何すんの…！！』

レ｢俺、っ盛られたっぽい…酷くなる前にすぐ…帰ろうと、思ったんだけど…っ｣

『……』

レ｢今日は相手しろ…っいいだろ？｣

『はぁ、ここまできて抵抗しねぇよ…私も寝れないし、好きにしたら？』

心配して損したとこもあるが、1番は盛られたというところ。誰？有り得ない。
珍しく変な感情が生まれる。元々あった感情かもしれないけど。
にしても余裕のない感じいつものレオの言うことがわかった気もする

『……お前のその顔めっちゃそそられる』