【NARUTO～暁～】記憶喪失少女6 (ページ10)

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250話ページ10

オレ達はミヨ達が時間稼ぎの為に来たのだと分かり、チヨバア様はすでに我愛羅くんから尾獣を引き剥がしにかかっていると言った

あ「……」

ミヨが目を伏せる

そして、チヨバア様が人柱力の本当の意味を二人に話した

チ「説明したな…“尾獣”は人知を超えた力を持っておると…そして各国はそれを軍事利用しようとしたと…」

あ「…………」

チ「“人柱力”とは…言わばその力をコントロールする存在じゃ」

サク「…でもさっきはその力を制御することは誰にも出来なかったって…」

チ「結果的にはな…じゃが、かつて人はその力をコントロールしようとはしたのじゃ…“尾獣”を人に封印することでな」

ナルトが自分の腹を見る

チ「そして“尾獣”を封印された者…つまり我愛羅のような者を…“人柱力”と呼んだのじゃ…“人柱力”は“尾獣”と共鳴し信じられぬ力を使えるのが特徴じゃ…砂の歴史にはこれまで我愛羅を含め三人の“人柱力”が出現した」

サク「……その“人柱力”を使って…何度も戦争をしたのね……「そうじゃ」それじゃあ!“人柱力”にされた人は……っ…」

サクラはナルトを見る

サク「…どうやればその“尾獣”を…取り出せるんですか…?」

サクラ…

チ「瞬間的にでも“尾獣”の力と釣り合うだけの効力を発揮する封印術と…かなりの時間を有する…だがそれをしてしまえば“人柱力”は…」

サク「…まさか…」

……

チ「……そうじゃ“尾獣”を抜かれた“人柱力”は…死ぬ」

我愛羅くん以外の二人はそれが原因…

サクラの目に涙がにじむ

ナ「……相変わらず涙もろいんだなサクラちゃん…心配すんなって…我愛羅はオレが助けっから!「私は…!ナルト…アンタの…」急ぐってばよ!…ミヨ、我愛羅の様子分かんねぇのか?分かるんなら教えてくれ!「…なんでよ」…え?」

あ「なんで…尾獣を…何も関係のない自分たちの勝手な戦争になんか使ったのよ…それで人柱力達は里から憎まれ続けたんだよ…今まで誰も人柱力を助けになんか来なかった…」

ナ「…ミヨ」

あ「ナルト…あんたは私達に狙われてる身だよ?…どうして同じ里でもないナルトが助けに来るの?ナルトが行くと捕まるんだよ…我愛羅と同じように…後悔することに「それでも…!」…!」

ナ「我愛羅を助けてやんねーと!…オレは助けない方がぜってぇ後悔する!ミヨもぜってぇ連れ帰る!」

ナルト…

あ「ッ……ほんと…バカだ」

そう言ってミヨは目を閉じると…消えた