三十四の巻 ページ38
声出す方法を忘れたみたいに
何も喋らなくなってボケっとしてる感じで
オレとも話せなくなって
もちろん両親や他の幼馴染とも…
それでオレ、毎日Aのうちに通って
今日あったこと全部話して
また元気になればいいなって…
他の連中も見舞いに来て、色々話してくれた
おかげで今のあいつがいるんす
アカデミーだって一年も行かなかったから
着いてくるの必死で
今は簡単に術やって見せますけど
術を使うことに対する恐怖心で何も出来なく
なったこともありました
恐らくですけど…あの時の話をまたA
にしたら、多分崩れると思います
今があいつにとって一番バランスがとれてる
んで、もう触れないでやってください
ーーーーーーーーーーーーーーーー
カカシside
カカシ｢………」
シカマル｢Aとコウのことで知ってるのはこれだけっす」
カカシ｢…そ、ありがとね」
シカマル｢いえ…」
カカシ｢……あのさ、一ついい？」
シカマル｢なんすか？」
カカシ｢…シカマルくんはどう思ったの？コウくんとAのこと。君が一番、Aと親しい友達なんでしょ？何か思ったこと、あるんじゃないの？」
シカマル｢それは……」
話の中で彼からは何かの思いを感じた
勘違いと言えばそれで済むんだろうけど
溜め込んでいるようなシカマルくんの姿に
助けないとと思ってしまう
今更誰かを助けたところでもう遅いのに
カカシ｢いいよ、ここにはAも他の子もいないんだから」
人を助けることに見返りを求めている自分に
腹がたった
助けて、それで何になるって言うんだ
話を聞いて応えられる勇気も
受け入れる覚悟もないのに
Aに術を教えても何も意味はないことに
本当は気付いている
約束を破ったって、もう咎められることも
信頼を失うこともない
優しいんじゃない
こんなのただの自己満足だ
失いたくないから
誰かを助けるなんて
本来オレには備わっていなかったことだ
仲間を助けることより任務遂行
その考えを覆したのはオレじゃない
償いのつもりか
あいつの言葉でただ上っ面だけいい顔してる
だけだ
分かってる
けど、どうも慣れってのはあって
人を助けようとする
あいつの言葉を借りて説教して
あいつみたいに誰かを助ける
だからもしオレがお前だったら
この子を助けるはずだ
そうだろ？オビト
.
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絵描きさん(プロフ) - kyokapi23さん» ありがとうございます！！中高一貫でも中学受験で大変だったはずです。お疲れ様でした。小説はまだまだ続きます！受験終わったのでどんどん更新しようと思います！ (2018年1月18日 20時) (
レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 受験合格おめでとうございます！！私自身、中高一貫生なので受験してないんですけど、やっぱりきついですよね。この話大好きなんで、これから楽しみしてます！受験お疲れ様でした！ (2018年1月18日 20時) (レス) id: aba9acb70a (このIDを非表示/違反報告)
くるぴぃ(プロフ) - 絵描きさんさん» お忙しい中コメレスありがとうございます(*´-`)後悔しないよう頑張りましょう！ (2017年12月27日 0時) (レス) id: 4ec61bd823 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - くるぴぃさん» コメントありがとうございます！受験大変ですよね…。進路を決めるのは大分悩みましたけど自分にあった学校を見つけられたので、くるぴぃさんもきっと大丈夫です！お互い合格出来るよう頑張りましょう！ (2017年12月26日 10時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
くるぴぃ(プロフ) - 私も受験生です…辛いですがお互い頑張りましょう！都内入試大変ですよね！私もいまだに進路決めかねてます笑笑 (2017年12月26日 1時) (レス) id: 4ec61bd823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2017年10月11日 19時
