＊出会いは突然に。 ページ1
「……♪」
午後の昼下がり。今はお昼休みの時間。
お昼休みは、図書室を開けなければいけない。
けどいざ借りるという人は少なくて、いつも図書室はがらんとしている。
それでも私はここが好き。
静かだし、とっても落ち着くし。
あまりクラスに馴染めていない私としては、一人でいられる空間は楽で仕方ない。
ぼっちとか言わないでね？汗
悲しくなるから…(´；ω；｀)
今も、一人でカウンターのところに座って本を読んでいる。
楽だ。
今読んでいる本は、先日買ったばかりの新刊で、青葉くんにも貸してあげる予定。
青葉くんとは本の趣味が合うみたい。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
「……!?」
いつもは誰も来ない図書室に、誰かが来た。
それだけで身構えてしまう。
「はぁ〜…なんで俺が王さまのために作曲の本を探さなくちゃいけないわけぇ？もうほんっとチョーうざぁい…」
「あ…あれは……」
あれは同じクラスの瀬名泉くんだ。
存在感があるから、ちょっとした仕草でもすぐに瀬名くんだと分かる。
(今は、なんだか機嫌悪いみたいだな……)
そう思い、また本に視線を向けた時…
「んん？あんたは、A？」
「わっ!?」
びっくりした。急に後ろから話しかけられた。
「せ、瀬名くん…？」
いつの間にか、瀬名くんがカウンターに入ってきて、私の手元の本を見つめていた。
「あぁ、ごめんねぇ
見知ってる人を見かけたからさ…♪」
なんだかとても嬉しそうだ。とにかく、瀬名くんの機嫌が直ったのならよかった…。
「えっと…なにか借ります？」
「それじゃあ、これお願い♪」
「…はい、どうぞ」
というか最低限の会話しかしてないな、私。向こうは話しかけてくれてるのに。最低か。
「じゃあ、また借りに来るね〜♪」
瀬名くんはそのままスキップで図書室を去っていった。
(うあぁぁっ…!!私の馬鹿！話しかけてくれたのになんであんなことしか言えないの!!ばか、ばか、ばかーーっ!!!)
ずーんと落ち込む私を、瀬名くんが影から見ていたのに、私は気づいていなかった。
「……うふふ、今日も一段とかわいいねぇ、A♪」
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aya - 続編も楽しみです(*/▽＼*) (2018年10月11日 17時) (
レス) id: 8ea3c89cfc (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - マド姉可愛いもんね！分かる！！んでもって葉月ちゃん可愛すぎる(真顔) (2018年9月15日 23時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
恋@AI(プロフ) - SAKURA♪さん» コメントありがとうございます！ご期待に答えられるように日々精進していきたいです、これからもよろしくお願いします！！ (2018年2月4日 16時) (レス) id: 459c302e28 (このIDを非表示/違反報告)
恋@AI(プロフ) - ゆーゆさん» コメントありがとうございます！なんかハッピーエンドものにしたかったもので…そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年2月4日 16時) (レス) id: 459c302e28 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA♪ - 逆ハー最高！！！ヒャッハーー！！！ 次を、楽しみにしています！！ がんばってください！！ (2018年1月31日 20時) (レス) id: 497d452f2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋@AI | 作成日時：2017年4月21日 7時
