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第2話 ページ3
「ちょ、涼先輩冷たいっす！！」
「差し入れ！ ちょうど休憩時間だろう？ 柳も」
「ありがとう、もう少し練習していくが、涼見ててくれるか？」
「もちろん。新しい練習メニューの参考にするよ」
「頼んだぞ」
彼、赤也は猛烈にイライラしていた。何故か、それは自分の上で部活の先輩と好きな先輩が仲良しそうに話しているからだ。
そんなに柳先輩と話してて楽しーかよ…あーあ、俺がもう1年早く生まれるか涼先輩がもう1年遅れて生まれてくればな……
そんなこと思っても変わらないと分かっていながら、嫉妬してしまう。
「赤也？ 遠慮せず飲んでいいんだぞ」
「あざっす…」
喉がなるほどドリンクを飲み、すぐに立ち上がる赤也。足音をわざとたてコートに向かった
「涼先輩！ 俺のこと見てて下さいよ！！」
「わ、分かった？ 」
「絶対っすからね！！」
理解できない涼の脇では全てを分かっているように、柳が笑っていた
続く
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作者名：夢現日 | 作成日時：2019年1月6日 2時
