何故 ページ34
カラ松side
…何故か、一松と殴り合った。
なんでこんなことしたのか、わからない…
ふと、我に返って、
血の気が引いていくのがわかった。
一松は、腹を押さえてる。
口からは血が…垂れていて………
カ「………すまな、い………………
ごめん…………ごめんなさ…………………」
思わず出て来た言葉が、それだった。
でも一松は、怒ったりしなかった。
涙を流しながら、ただ、言葉を連ねて来た。
一「……ガッティーナには…
俺みたいになって、欲しくないから……
俺と似た道なんて、あんな汚い道なんて……
歩んで欲しくないから……
ガッティーナ…もう人を殺すことはするな…！」
一松の言った言葉には、一つ一つ重みがあって
でもそれを聞き入れられるほど、俺は大人じゃないんだ。
カ「…俺はもう……いっそ、
一松と同じところまで堕ちたいよ………」
一松は黙ったままだった。
一刻一刻と、静かな時間が進む。
………一松は口を開かない。
カ「いちま………((一「ごふっ……」一松！？」
声をかけようとしたら、一松は口から血を吐いて、倒れた。
俺、そんなに強く殴ってしまったのか…！？
カ「一松！！」
一松の元へと駆け寄って、手を伸ばそうとする。
でも動かなかった。
さっき、折られたから_________
俺は反対の腕で、一松に触れた。
カ「一松！一松！？どうしたんだ！！」
弱々しげに、一松が言う。
一「…ガッティーナ、自分を責めるなよ……
薬がすり替えられてたなんて、お前は知らなかっただけなんだから…………」
そこまで言って、また血を吐く。
………薬
カ「…まさか、睡眠薬__________」
俺は瓶を取り出して、見る。
瓶自体は一緒。でも……
落ち着いて見ると、中身は別物だった。
カ「睡眠薬じゃない________これ、毒…！」
俺は一松を見て、また泣き出しそうになる。
また俺の選択ミスだ。
また俺は、間違えてしまったんだ！
カ「____________ッ」
毒に耐性のあるはずの一松が、こんなことになっているということは、
この毒は相当強いものだ。
俺一人では、どうにもできない…
カ「十四松さんか…おそ松を！
呼んでくる………！」
俺はそう言って、屋敷を飛び出す。
だって俺にできるのは、
一松のために、走ることだけなのだから____
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おそ松さんgirl(プロフ) - ななしさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえると駄作者の励みになります((頑張ります！ (2017年9月11日 20時) (
レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
ななし - いきなりコメント失礼します！前作から楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2017年9月10日 20時) (レス) id: 233d3c2dd6 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松さんgirl(プロフ) - るるミク@色松推しさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると有難いです(￣▽￣)ドン………どうしちゃったんでしょうね……！！ (2017年8月26日 14時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
るるミク@色松推し(プロフ) - ドン･･･！？どうしちゃったんですか･･･！（急にコメントすみません！この作品完全に私の好みです！更新頑張ってください^^ (2017年8月26日 10時) (レス) id: 7fafd74906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松壱 | 作成日時：2017年8月19日 20時
