プロポーズされました 6 ページ8
私の聞き間違いではなければ今この人…
私にプロポーズしたよね？
A「あのー、私耳が悪かったみたいでもう一度お願いできます？」
景「あーん？俺様と結婚しろって言ったんだよ」
……はい。私の耳は正常でした
A「マジ？」
景「マジ」
…さてどうしようかな
確かに私にできることならなんでもするって言ったけど
普通お茶とかそういうもんじゃないの？！
A「私高校生なんですけど…」
景「結婚は16歳からできるぞ」
あ、この人常識人だ
じゃあ、なんで私にプロポーズしてきたの…？
やっぱりこの人おかしいのかな？
A「じゃあ、親に電話してもいいですか？」
景「ああ。俺はもともと会いに行く予定だっけどな」
……親が断ればこの人も納得いくよね？
プルルル…
プルルル…
プルッ
A「もしもしお母さん？」
母「どーしたの？いちごミルクなら家にあるわよー？もしかしてコーヒーの気分？何か嫌なことでもあったの？」
A「いや、今日はどちらかというとレモンティーの気分なんだけど…」
母「レモンティーもあるわよ、それで？どうしたの？」
さすが母親わかってるー
A「ナンパされて、助けて、ナンパされて、助けてもらって、プロポーズされた。」
母「途中までわかったけど最後の方ちょっとわからなかった！」
ですよね、そうなりますよね
母「その子家に連れてきなさいよ、今ならちょうどお父さんもいるしね！」
A「マジ？」
大真面目よ！って言われて電話を切られた。
A「あのー、家に連れて来いって言われたんですけど…」
景「よし、わかった。来い」
腕を掴まれて近くに止めてあったリムジンという大きな車に乗せられた。
景「Aの家まで、急げよ」
運転手「かしこまりました」
……なんで家知ってんの？
…まぁいっか
なんか、眠たくなってきたな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翼 | 作成日時：2016年1月2日 22時
