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プロポーズされました 41 ページ43
景「俺たちはいずれ結婚する。その前にお前の全てが知れればいい。」
A「知ったら幻滅しちゃうよ？」
雨とともに雷まで落ちる。
あの時もこんな感じだった。
確か…
私は冷たい笑顔で彼女を突き放して
私は雨の中走っていて
私は見てしまった。
私がもっと早く着いていれば
私が彼女を突き放していなかったら
そしたら彼女は今も生きていたの？
あの笑顔を私に向けていたのかな
景「A？」
立ち止まる私を見て跡部さんは固まった。
私が泣いているから。
A「どうしてそんなに優しいの？」
A「どうして何も聞かないの？」
A「どうして私のこと好きになったの？」
跡部さんは何も答えてくれなかった。
その代わり優しく抱きしめてくれた。
壊れ物を扱うようにそっと…
それがすごく嬉しかった。
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作者名：翼 | 作成日時：2016年1月2日 22時
