会って初日にプロポーズされました［跡部景吾］ (ページ33)

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プロポーズされました 31 ページ33

景「俺がAを見たのは１年前、そこからずっとお前を見続けていた」

A「……ん？」

あれ…

どうしよう。

話が見えない。

景「１年前……お前に一目惚れしたんだ」

A「…え？」

私が驚いてるにもかかわらず話を続けていく。

景「ずっと話しかける機会をうかがっていたんだ」

A「…嘘？」

景「本当だ」

１年前って……私が高校生１年生？

A「……ありえなーい…」

景「俺はお前が好きだ……だからプロポーズもした」

たまたまじゃないの？

偶然じゃないの？

A「どうして言ってくれなかったの？」

景「……引かれると思ったんだ」

A「どうして？」

景「お前のこと見続けて名前とか色々調べたから…」

…引かないよ

むしろ嬉しい。

A「嬉しいよ…」

景「……え？」

A「跡部さん…私のこと好きになってくれてありがとう」

私は跡部さんの肩に手を置いた。

A「私が跡部さんのこと好きになるように頑張ってね」

跡部さんは暫くの間私を抱きしめて部屋に戻っていった。

私は眠たくなってベッドに入る。

だけど、怖くて起きてしまう。

眠たいのに眠れない。

私はソファに座ってただ時間が過ぎるのを待っていた。