会って初日にプロポーズされました［跡部景吾］ (ページ32)

今日:26 hit、昨日:11 hit、合計:236,112 hit

プロポーズされました 30 ページ32

キャリーバッグの中に入ってあった荷物を出して整理する。

終わる頃には9時を回っていた。

疲労感が私を襲う。

あー、なにもしたくなーい。

座り込んだ時に誰かが扉を叩いた。

A「開いてますよー」

入ってきたのは跡部さんだった。

景「具合が悪いのか？」

座り込んでいる私を心配そうに覗き込む。

A「あー、違うよ。疲れただけー」

景「そうか」

私達はソファに移動してそれぞれ腰を下ろす。

景「今日話してたことだが…」

そういえばそうだった。

すっかり忘れてたけど跡部さんはなにか隠し事してるんだった。

A「……やっぱり聞かなーい」

景「なんでだ？」

A「私も跡部さんに言えないことあるし…だから別にいいかなって思って」

景「……いや、どうせわかることだから俺から言いたい。」

A「言いたいなら聞く」

なにかを決心したように跡部さんは口を開いた。