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プロポーズされました 17 ページ19
教室のドアを開けると人が雪崩のように押し寄せる。
その反動で私は尻餅をついてしまう。
A「なにごとー！？」
友1「なんで！転校するって本当？！」
友2「いちごミルク沢山買ってあげるから行かないでー！」
肩を激しく揺すられて私の思考は停止。
友3「え？！…跡部様！？」
友達のその一言で女子は全員跡部さんの周りに群がっていった。
男友1「大丈夫か？」
そう言って手を差し伸べてくれた男友達の手を握ろうとして手を伸ばした。
A「わっ！？」
だけど伸ばそうとした方向と真逆の方向に体が引っ張られる。
慌てて後ろを振り返ると先程女子に囲まれていた跡部さんだった。
A「あ、ありがとう」
一応お礼を言ってみるものの不機嫌そうなのには変わりなかった。
授業の予鈴がなる。
慌ててみんな席に着く。
それとは対象に私は屋上に行こうと足を向ける。
景「おい、どこへ行く」
A「え？屋上だよ？」
景「何故だ」
A「寝るからだよ」
景「…授業をうけろ」
A「ヤダ、めんどくさい」
景「席に着け」
A「ヤダ、めんどくさい」
景「着け」
A「ヤダ…わっ！」
跡部さんが諦めるまで言い合いをするつもりだったけど跡部さんの方が一枚上手だった。
抱きかかえられて強制的に座らせられた。
A「あー！わかったよ！授業うければいいんでしょ！」
ヤケクソ気味に言うと満足そうに私の頭を撫でる。
寝れなかった…
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作者名：翼 | 作成日時：2016年1月2日 22時
