プロポーズされました 14 ページ16
景吾side
景「初めまして、婚約者の跡部景吾と言います」
光「自己紹介なんかいらないね。僕のAにどうやって近づいた」
我慢して丁寧に話してみたけど無理だった。
こいつとは絶対気が合いそうにないな
景「あーん？お前のじゃなくて俺のなんだよ」
光「婚約者とか言ってたね…それはどういうことなんだい？」
景「俺と結婚するから俺の通ってる学校に行って一緒に暮らすんだよ」
光「はぁ？！！何勝手なことしてんだよ」
逆に何故お前見たい奴に話さなければならない
景「お父さんたちの了承は得ている」
勝ち誇った笑みを浮かべる。
光「顔がいいからか？」
景「……は？」
こいつは何言ってんだ？
光「胸が大きいからか？言うこと聞きそうだったからか？」
景「何言ってんだ？そんなわけないだろ」
光「じゃあなんだよ！」
少しづつ俺に近づいてくる。
真剣な瞳が俺を捉えて離さない
光「どこかで見たことあると思ったら、跡部財閥の一人息子じゃないか。誰でもいいから結婚相手探せとでも言われたのか！？Aを選んだのは適当なんだろ！別に他の女でもいいんだろ！」
景「お前はさっきから何言ってんだ、あーん？」
俺が睨むと少しだけ後ずさりする。
景「1年間あいつに近づくために努力したんだぞ」
光「…1年間？」
景「やっとの思いで話しかけることができて俺のそばに置くことができるんだ」
光「ちょっと待て！お前は何言ってんだよ」
景「だから邪魔すんなって言ってんだ……よ」
…………は？
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作者名：翼 | 作成日時：2016年1月2日 22時
