【あんスタ】元々あるレールを壊しながら生きていたいなこの人生！ (ページ13)

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大神「12話だ…ってそうじゃねぇだろ！？どうしてそうなるんだよ！」ページ13

椚章臣side

椚「ふぅ………これで一応テストの丸付けは終わりましたかね」

時計を見てみると時刻は夜の８時になっていた

そう言えば今回学園に泊まっているのはAと伏見さんでしたか

あの二人なら問題は起きないでしょうから大丈夫ですね

しかし

心配なのはAの体ですね

あの子は無自覚に自身の体に鞭を打つ所がありますから………はぁ

何で変な所も親子ソックリなんですか

一応幼馴染である氷鷹北斗さんも一緒のメンバーに入らせましたが………

それに面倒見のよいAと仲良しという三毛縞斑さんも

………私はとことんあの子に甘いようですね

ｶﾞﾗｯ

伏見「失礼します！2年B組伏見弓弦です！！

あっ椚先生！いらっしゃいますね来てください！！」

大きな音を立てながらドアが開いたと思ったら珍しく伏見さんが動揺しながら入ってきた

っまさか

椚「Aに何かあったんですね」

伏見「はい、倒れてしまいました………申し訳ありません、この私がいながらA様を止めれませんでした」

まぁ………Aを止めれる人なんて数える程でしかいないですがね

椚「止めようとしただけでもまだましな方です、さぁ行きますよ」

椅子から立ちあがり職員室を出る

そう、止めようとした姿勢があるだけまだ良い方

Aを止められないのが普通なのですから

あの子のそういう部分も奇人ならざる奇人と呼ばれたる由縁の一つでしょう

in保健室

ｶﾞﾗｯ

椚「失礼します……伏見さんはもう戻っていて良いですよ、貴方も体休めは必要です」

伏見「………はい」

ｶﾞﾗｯ

伏見さんが保健室から出ていくのを見て私はAが寝ているベッドの横に座る

貴女「………」

椚「………はぁ」

元から体が弱い方なのに無理するからこうなるんですよ

本当、揃ってお馬鹿な親子だ

ここまで顔色が悪くなるまで頑張るだなんて

別にA自身の容量や実力が悪いわけではない

ただAがその出来で満足するかどうか、がこの場合を左右することになります

椚「A………」

ソッと、Aの冷たい手を握る

貴女「………ぅ………………章臣兄さん？」

椚「！A！起きたんですね………！！」

目を開けて辺りを見回し始めた

良かった………意識はちゃんとハッキリとしているようですね