【あんスタ】元々あるレールを壊しながら生きていたいなこの人生！ (ページ12)

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伏見「11話ですよ、流石です私も見習わなくては！」ページ12

伏見弓弦side

夜

今夜は坊ちゃまに許可を頂いて学園に止まることになりました

と、いってもメンバーの中でお泊まりなのは私とA様だけですが

氷鷹様はA様が泊まることにとても反対していて心配していらっしゃったので

用事で帰らなければ行けない氷鷹様にかわり私が一緒に泊まることになったのです

～♪～♪ ｶﾁｯ

BGMを流していたラジオを止めて休憩に入る

伏見「お疲れ様ですA様、お見事でしたよ」

貴女「ありがとう弓弦君……でもまだまだなんだ

これだけじゃ、喜んでもらえない」

本当にA様は凄いお人です

観客に来られるお客様達の為にここまで頑張る人だなんてこのアイドル科の中でも数える程でしかいません

その中でも一番お客様を喜ばせたい、楽しませたいと思っているのがA様なんです

その為なら我が身など二の次、そんな危ない思考の持ち主であるため

自身に限界が来ていても気付けないのです

その事を氷鷹様はきっと人一倍気にかけているのでしょう

それにA様は会長様とまではいかずとも体が少し弱い方ですので、尚更でしょう

革命の時だって気付けなかったから………

伏見「A様のお客様へのお気持ちは存分に理解してはおりますが………」

貴女「なんだ、何が言いたい」

伏見「っ……いえ、今は休憩ですのできちんとお体をお休みなさりますように」

貴女「………心配してくれてありがとう」

私はA様の苦しそうなお顔は余り見たとう御座いません

ましてや………………はぁ

人のことは言えませんが、このアイドル科には一癖も何癖もある人達ばかりですね

貴女「休憩終わり！さぁ次は第2章からだ」

伏見「！お待ち下さい！！顔色がまだよろしくありません、もう少しお休みになられてください！」

貴女「………………弓弦君、だがそれでは本番でかんぺ……き…………に……」

伏見「っA様！！？」

ﾄﾞｻｯ

突然A様の体が傾き急いで支えたがA様の意識がなかった

いくら体を揺すっても目を開ける気配がない

急いで保健室に連れていかなくては………！！

伏見「A様、すぐに連れていきますから……！」

私はA様を横抱きにしA様のお体に不可がかからないように急いで保健室に向かった