向き合って ページ4
亜「ぐ…があああああ
あがああああああ」
ガシャァァァァン、と大きくカプセルが割れる音がする。
飛び出した亜門は、うめき声をあげながら赫者の姿になり、その悍ましい姿を各々の目に焼き付けさせる。
「ひっ…うぅ」
青ざめるAを見て、タキザワは自分も緊張しながらに、
片手でAを抱き寄せた。
応じるように、Aも彼の服の裾を掴む。
カ「亜門…鋼太郎…」
カネキは、亜門との出会いを思い出す。
”ただの喰種でいいんだな”
”いいんだな！！！！！”
カ「(彼は…捜査官の中で唯一僕の存在を認めてくれた…)」
堪えきれず、亜門の方へ走りーーーーー
ア「おい待てよ半端野郎ッッッッ！！！
お前は…自分の都合だけでそんな事すンのか！？！？
ナキの奴だって馬鹿なりに頑張ってる…
アネキも…待ってんだろが…ッ」
ア「このままコイツと戦うんだとしたら…マジでお前半端野郎だぜ…
俺達は、Rc抑制剤を探すために来たんだろ！？」
そこで、見兼ねたように他のメンバーも口を挟み出す。
タ「俺達にはねぇな」
ク「選ぶ責任ってヤツな」
ト「…さっきからよくわかんない事呟いてるみたいだけど、俺達の意思は変わんないよ」
タ「…安心しろよ
『ひつじ』の王様
俺達が亜門サンぶん殴って連れ帰ってやるよ
お前は帰って真戸にその臭ェ液体ぶちまけてやれよ」
「…わたしは…今まで守られてばっかりだった
だから今の私に”選択肢”なんて無いんです
ハイセさんっ…！」
最後に、懇願するように名前を呼ぶA。
ア「皆こう言ってる…早く行くぞ！」
カ「わかった…」
戦力を分散するため、カネキが「トウヤくん」と軽く手招きし、トウヤもカネキ勢に加わる。
「あ…トウヤ」
ト「安心してよ、姉さん
僕はこれでも大分変わったつもりだよ？
…もう姉さんは、一人で悩まなくていいから」
軽く微笑み、トウヤは羽織っていた作業着を翻し、背を向けた。
そんな弟に少し安心したAーーーだが、やはり不安は拭い切れない。
カ「3人とも、無事で」
遂に、カネキ、アヤト、トウヤはRc抑制剤を探しに出て行った。
その場に残ったクロナ、タキザワ、Aは再び亜門と向き合う。
そして、クロナとAは作業着を脱ぎ、赫子を出す。
直後、タキザワも眼を赤く染め、こう言った。
「さーて…
半端モン同士仲良くしましょうや、亜門サン」
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すぴか@ぼちぼち復活(プロフ) - ﾜﾀｱﾒさん» ありがとうございます・・・・（；＿；）頑張ります！ (2018年7月22日 9時) (
レス) id: 608f9a22d1 (このIDを非表示/違反報告)
すぴか@ぼちぼち復活(プロフ) - 黒亜さん» ありがとうございます（ ; ; ）頑張ります！ (2018年7月22日 9時) (レス) id: 608f9a22d1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾜﾀｱﾒ - 俺は＿＿の続き気になる！更新頑張ってください！ (2018年5月27日 23時) (レス) id: 261bc1b2af (このIDを非表示/違反報告)
黒亜 - 「俺は＿＿」の続きが気になります！更新はいつでも良いです！頑張って下さい！！ (2018年3月10日 18時) (レス) id: c70f4334db (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - すぴか@ぼちぼち復活さん» 楽しみにお待ちしております^^*応援してます！！ (2017年11月27日 22時) (レス) id: ca2d0dac7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぴか | 作成日時：2017年2月20日 20時
