story371 ページ24
***
「ふふっ」
「…妊婦だからって手出されないとでも思ってんの?」
「うん」
「残念。俺はそこまで優しくないよ」
「知ってきゃっ!」
いきなり凛月が私を抱き上げて
自分の膝に乗せて来た。
「お仕置きが必要だなぁ」
「やだ」
「Aバカだから教育しないとねぇ?」
「変なことしたら怒るからね」
「変なことって何?」
「!」
凛月に抱き締められたまま顔を覗き込まれた。
笑顔で見つめられたらいくら歳離れてたとしても
かっこよすぎて死ぬ。
「クゥ…」
「またいやらしい事考えてたの?悪い子だねぇ…」
「そ、そんなわけないでしょ!」
「顔真っ赤じゃん」
「それは…だって…」
こういう時だけグイグイ攻めてくる。
私の大好きな人はどこまでも意地悪だ。
「俺のこと好きって言って?」
「えっ…今?」
「ほら早く」
「分かったからちょっと顔近いのっ…」
「ダメここで言って」
「う…」
優しい顔で笑みを浮かべながら、
私の指に自分の指を絡めて離そうとしない凛月。
大人の魅力に圧倒されて思わず息を飲んだ。
今までの凛月とは訳が違うことを思い知らされた。
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てぃあ - 更新されてるかなって時々見に来る日々を繰り返していたらなんと更新されてて本気で泣きましたすっごく嬉しいです!これからも頑張ってください、応援しています (2021年7月6日 23時) (レス) id: e14ef9d322 (このIDを非表示/違反報告)
白羅(プロフ) - こんにちは、連載当初から読ませていただいてます。この作品がとても印象に残っていて通知が漏れてないか検索を掛けてたまに確認してた程気に入っていた作品なのでまた更新して下さってとても嬉しいです!これからも応援してます (2021年6月30日 19時) (レス) id: dff74dac63 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - 久しぶりの更新ですね。すごく楽しみにしてました。何度も最初から読み返すほど好きな小説の続きが読めてすごく嬉しいです。これからも頑張ってください。 (2021年6月29日 21時) (レス) id: 37954a0177 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 更新してくださってありがとうございます!ずっと楽しみにしていました!これからも頑張って下さい! (2021年6月29日 21時) (レス) id: 6eb1b1d73d (このIDを非表示/違反報告)
みんと - ちょうど今日で1年経っててびっくりしました、、更新待ってます! (2020年9月5日 0時) (レス) id: 796f80bb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロキ x他1人 | 作成日時:2017年3月21日 23時