story51 ページ2
***
「それじゃ、後はお母さんと話すんだよ？」
「うん」
「ふふふ」
お父さんは微笑みながら
リビングを後にした。
「それにしても…」
ロマンチックだなぁ…
お母さんの事だけを想って助けるとか、
お父さん最高のヒーローじゃんか…
私も、そんな事あったけど…
アレはもう次元が違うよね。
愛のない救いの手。
そんな感じだった。
でもあのままだったら私は…
「…感謝してる、か…」
そうだね。感謝してるよ。
感謝してるから好きになったんだよ。
凛月の事、本当に好きになれた。
お母さんもそうだったのかな？
今でもあんなに愛されて…
幸せなんだろうな。
「…羨ましい」
お母さんが羨ましいな。
凄く、凄く羨ましい…
「っ…」
気が付くと涙が溢れてた。
私も今、愛に飢えているのかな。
「A…？」
「…」
「え！あんたなんで泣いてっ…さてはお父さんが何かしたの！？」
申し訳なさそうに
リビングに戻って来たお母さん。
そこで泣いてる娘を見て驚いたのか、
すぐに駆け寄ってきた。
「…お母さん…」
「なに？どうしたの？？」
「私…お母さんのこと…好きだからね…」
「っ！」
「ほんとに…」
「…はぁ、もう。泣かないのもう…」
お母さんは私の頭を優しく撫でてくれた。
溢れる涙も袖で拭ってくれた。
「…」
「…あんたはね、私の全部なんだよ」
「…？」
「あんたが傍に居てくれると、頑張れるの私は…。だから、離れたくないんだよね…」
「お母さん…」
「わがままなのよ、私はっ」
「…ふふ、私もだよ…」
「あーらら、似ちゃったのね」
「一緒だね…」
「そうだね」
お母さんの言葉と自分が重なる。
あの子達と一緒に居た頃の自分が…
***
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ちび - 最高です！ 続きが楽しみです！頑張って下さい (2016年11月20日 16時) (
レス) id: b57152f228 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ロキさん» 応援してます！この小説が好きすぎて気づけばテスト週間の日まで見てました 笑 そのくらい大好きです！ (2016年11月15日 16時) (レス) id: d50daacee5 (このIDを非表示/違反報告)
白玉だんご(プロフ) - 凛月と主人公ちゃんがどうなってくのかとっても気になっちゃいます(´・ω・｀)更新楽しみに待ってます！ (2016年11月15日 6時) (レス) id: ba60e0b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - ロキさん» 今回もとても素晴らしいです……！更新頑張ってください！応援してます！ロキさんの作品大好きです(´；ω；｀) (2016年11月14日 22時) (レス) id: 8ee7cf5d7a (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！！ (2016年11月14日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年11月9日 19時
