story916 ページ21
***
「…んっ、んんー！！」
目を閉じたまま大きく背伸びをする。
風が気持ちいい。
風？てことは…
「Aまた随分と寝てたねぇ」
「！…んふふ、なんでだろう」
「俺が居るからでしょ？」
「…そうだね。安心してたのかな」
「良かった良かった」
「ふふっ」
またあの丘。
目を開けると木漏れ日と共に
大好きな人の顔が映る。
「凛月…」
「なに？」
「ただいま」
「お帰り」
「迎えに来てくれたの？」
「約束したじゃん。ちゃんと迎えに来た」
「ありがとう…大好き」
「俺も」
「これからはずっと一緒？」
「…さぁ、そうかもしれないし。そうじゃないかもしれない」
「えっ…」
「Aの気持ち次第だよ」
「私？私は凛月とずっと一緒が良い」
「それホント？」
「ホントのホントのホント！」
「でもさぁ…Aの中に2つ迷いが見えるんだよねぇ」
「迷い…？」
「俺じゃない方の…凛月を想う気持ちが強いみたいなんだよね」
「！？」
「それに、残して来た子供にも未練抱えてる」
「そんな…」
「それを捨てない限り、俺と一緒には居られない」
「っ…」
「もしこのままその想いを引きずると、祟りに変わってその人達に降りかかることになるよ」
「祟り…」
「どうするの？俺の力ならAのしたいようにしてあげる事も出来るけど」
「なら…祟りにならない様には出来ないの？」
「それは無理。この世界の掟だからねぇ」
「…そっか…」
「ん…俺とここに残って暮らすか、それとも転生してまたあっちに戻るか。まぁ、転生しちゃったら二度と俺には会えないけどさ」
「会えないの…？」
「俺が転生する力の基みたいなものだから」
「そんなのやだ…私、凛月と会えないのやだ…」
「じゃあ俺と暮らす？」
「っ…」
「…いいや。急がなくても良いから、ゆっくり考えて」
「…ごめん」
「全然。俺もAとの時間を楽しみたいから」
「…うん」
「ふふっ」
上半身を引き寄せられ、
凛月からの優しいキス
***
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ロキ(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます！なんか申し訳ないです(′;ω;｀)でも気に入って下さって嬉しい気持ちが勝ってます！！*\(^o^)/* (2016年10月16日 22時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！バッドエンドも一つの手ですよねっ！視野に入れときたいと思います！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 心愛さん» レスありがとうございます！いやほんと、ここまで来るとは思ってなかったんですけど、やるからには最後まで頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ち〜ぃさん» コメントありがとうございます！なるべく更新スピード遅くならないように頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - レイさん» 2回もコメントありがとうございます！レイさんの興奮抑えられなくなるまでの作品書けるようにもっと頑張ります(←) (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年9月10日 23時
