【黒バス】赤司様の想い人様っ?!

第7話 ページ9

そして時間は少し経って、放課後。




授業中のオレ？

もちろん上の空だった。



何故って…



「ごめんね？征君……」


毎時間、彼女に教科書を見せなければいけなかったから。



席が隣である以上当たり前なのだが………。


普通の距離でも何故かドギマギしてしまうのに机を付けて授業を受けるなんて………平常心でいられるわけがない。





オレにとってはいつもの部活の練習よりも辛いものだった。



話など、耳に入っても右から左へ。

全く持って頭になんて残らなかった。




「いや、気にしないでくれ……。」



何が「気にしないでくれ」だ、相当やばかった。

それこそ青峰のように寝ていた方が時間を有効利用出来るのではないかと考え始める程度にはやばかった。









……いや、考えたら凹むから、考えないでおこう。





そうだ、部活だ。


Aが来るのだから、いつまでもこの調子ではいられない。

早くいつもの調子に戻らなければ………。




「征君っ♪一緒に体育館行っても良い？」









「…………え。」

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