夏輝@deceiverの取扱説明書。

―基本情報―



製品名：夏輝@deceiver


製造日：2000.10.10


製造元：有限会社　駄作者コーポレーション


製造責任者：Meine Mutter


対象年齢：15歳以上


注意事項：用途以外の使用はなさらないでください。


保存方法：インターネット環境及び適度な温度と湿度の整った場所で保存してください。



―操作―


起動：タイマーをセットすれば自動で起動します。
　　　しかし、電源を入れた直後の動作は非常に重くなっています。
　　　初期設定では三分でスリープモードへ移行しますのでご注意ください。


話す：当商品はコミュニケーション障害ハードウェアが基本搭載されています。
　　　スムーズな会話にはインターネットを通すか、何度もめげずに話し掛けるか、
　　 『これであの子とお喋りを！コミュニケーション対策ソフト(別売)』をお買い求めください。


誘う：優しく話し掛けてみましょう。第一ステップ「話す」がクリアされていれば着いてきます。
　　　が、心を閉ざしたままの当機は話さえ聞きませんのでご注意ください。


笑わせる：目の前で何か失敗をしてみましょう。
　　　　　他人の不幸は蜜の味プログラムが発動します。


怒らせる：好みの物を侮辱されたり取り上げられたりなどすると怒ります。
　　　　　主にポーカーフェイスプログラムによって表情には出ないように設計されていますが、
　　　　　当機の性格は短気ですので、作動させないようにご注意ください。


泣かせる：頑張りを認め、そっと抱き締めて頭を撫でてみましょう。
　　　　　鍵のかかる狭い部屋から嗚咽が聞こえることがあります。


苦笑させる：口を聞かせると乾いた笑いが出てくる仕様となっています。
　　　　　　が、あまり聞かせると爆発しますので、適度な休憩を挟んでください。


ときめかせる：当機の話をしっかりと聞いてください。
　　　　　　　たまにしっかりとした相槌を打つことで、更に好感度が上がります。


落とす：シャットダウンはam1:00以降にしか行えません。
　　　　あらかじめご承知おきください。


服従させる：当機の行動プログラムには「服従」のコマンドが入っておりません。
　　　　　　『これであの子も思い通り?!強制服従ソフトウェア(別売)』をお買い求めください。


倒す：当商品はコミュニケーション専用です。
　　　戦闘用には出来ておりませんので、万一故障しても、当社は一切責任を負いません。


頬染め涙目にさせる：当機の行動プログラムには「赤面」のコマンドが入っておりません。
　　　　　　　　　　『これでドキドキ?!強制赤面ソフトウェア(別売)』をお買い求めください。


発狂させる：当商品は狂人スキルハードウェアが基本搭載されています。
　　　　　　更に発狂させたい場合は、好物(黒バヌやカゲプ□等)を与えてみましょう。




―困った時は―

故障したかな？と思った時は以下の方法をお試しください。


大泣きして暴れだしたら：腕や足等が当たらないように気を付けながら近付き、
　　　　　　　　　　　　優しく声かけをしながら抱き締めて背中を叩いてください。


悲しそうに黙りこんだら：何も言わず、側にいてください。
　　　　　　　　　　　　もし話しかけたら、しっかり聞いてください。


変顔をしだしたら：ストレスが溜まっている恐れがあります。すぐに充電を行ってください。


急に笑い出して止まらなくなったら：当機は躁鬱の激しい仕様です。一緒に笑ってください。




―本品に関するお問い合わせ―


部品交換：有限会社　駄作者コーポレーションまで


機能変更：お近くの家電量販店までソフトウェアをお買い求めください。


故障の際：有限会社　駄作者コーポレーションまで


２４時間対応サポートセンター：駄作者コーポレーション　お客様ホットラインまで









なお、『夏輝@deceiver』は2015.12現在、製造及び販売・部品交換を終了しています。