【黒バス】赤司様の想い人様っ?!

第18話 ページ20

時は6月中頃。

暑さも厳しくなってきた今日この頃、皆さんはどうお過ごしだろうか。



因みにオレ……いや、オレ“たち”は、折角のオフだというのに学校にいる。

なぜなら



「いやぁ、遂に来たっすね…帝光祭当日！！」


「お前テンション高……。」




今日は年に一度の「帝光祭」だからだ。



「めんどくさ〜。休憩中お菓子食べても良い？」

「駄目に決まってるだろう、馬鹿め。」



「楽しみだな………頑張ろうね、Aちゃん！」


「うん！もちろんだよ、さっちゃん！！」



それにしても、この状況で皆よくはしゃげるな。


この……



どう控えめに見ても完全に浮き世離れした格好で円陣を組んでいるこの状況で。


「赤司君、目が虚ろですよ？」



「そ、そうか……？」


当たり前だ。

むしろお前らがおかしいんだ。



あぁ、何であのときこいつらを止めておかなかったんだろう。



どうしようもなくやるせなさと自己嫌悪に襲われる。

何故、もっと早々に蹴っておかなかったんだろう









オレたち男子バスケットボール部で「ロミオとジュリエット」の劇をやるなんて提案を。

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