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貴「考えたこと無かった」
青「キャプ面倒見いいから言い寄られたら意外に断れなかったりして」
関「ちょっとあるかもな、それ」
え、なにそれ
関口にそんなこと言われたら不安になる。
私が1番虹村と仲良いんだって
そうやってタカをくくっていたから
虹村に女友達が多いことも
気にしないでやってきたけど
そんなまさか、ね…
しばらくすると
ミーティングに呼び出された赤司が
1人だけで帰ってきた。
黄「あれ、赤司っち1人っスか？」
赤「あぁ、虹村さんは女子に呼ばれていたから1人で先に帰ってきた」
心がざわってした。
青「めっちゃタイムリーじゃん」
関「どんな子だった？」
赤「栗色のボブの人でしたね」
関「あ、あいつか」
その子は去年虹村と同じクラスだった。
何度か虹村と親しげに話しているのを
見たことがある。
黄「ちょ、どうするんスか！虹村さん取られちゃう！！！」
ゆさゆさと私をゆする黄瀬。
貴「い、今更どうにもできないでしょ！」
止めに行くったって間に合わないし…
止める勇気なんてない。
告白する勇気がない私より
その子の方がずっと偉い。
私が止める資格なんてない。
黄「いや、そーなんスけど！」
虹「おめーら何そんなに慌ててんの」
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作者名：夢莉 | 作成日時：2019年8月14日 16時
