番外編【元旦の日には餅つきを】__壱 ページ15
第三者視点
今日は一月一日__元旦
そして此処、華恋の家には、多くの者が集まっていた
「ふふふっ、元旦から華恋に会えるなんて幸せだよ!!
……………まぁ?
「あ?うっせェな
「おい、お前等此処まで来て喧嘩すんなよ」
そう、皆様お察しの通り、武装探偵社メンバーとポートマフィアメンバー、そして葵である
「いやぁ、それにしてもエリスちゃん!その振袖姿可愛い!!」
「リンタロウは黙ってて!葵!可愛い?」
「ええ エリスはとても可愛いですよ」
「華恋!僕の袴姿、かっこいいだろう?」
「うん!乱歩さんとってもかっこいいよ!!」
「華恋ちゃん!その振袖姿可愛いね!」
「えっ、うん!ありがとう♪」
そして、男達は袴を、女達は振袖を着ていた
もちろん、葵、華恋に惚れている男達は二人に釘付けになっていて、
「ん?どうしたりゅーちゃんや 俺に惚れたか?」
「なっ!そっ、そういう訳ではっ……」
「へぇ じゃあ俺の事嫌いか」
「ちがっ……!!」
「ふふふっ なーんてな 嘘だよ」
このように、おちょくられている者も居た
「それにしても葵 このような所に、しかも探偵社の童共まで呼んで何をするつもりじゃ?」
尾崎は、袖で口元を隠すようにし、葵達を見つめる
すると、葵は待ってましたとでも言いたげな表情を浮かべ、華恋に目配せをした
「あっ、あれね!分かった!!
敦、潤君、手伝ってもらっていいかな?」
華恋は、中島と谷崎を(身長的に上目遣いで)見つめ、コテンと首を傾げる
すると、二人は軽く悶えるような仕草をした後、頬を赤く染めながら華恋について行った
「おや?もしかして実験でもす」
「しねぇよ馬鹿」
待っている間、勝手にはしゃいでいる梶井に葵は軽くデコピンをする
ちなみに、葵は厚底の下駄(8cm+自分で加工した2cm)を履いているため、ほとんど身長差がない状態になっているのだ
つまり、
「チッ」
身長の低い中原氏からしてみれば、いくら愛する葵でも嫉妬の対象になる(笑)
却説、そんな馬鹿なことをしているといつの間にやら戻ってきていた中島、谷崎、華恋達
その手には、餅つきセット(らしき物)が握られていた
「ま、まさか、」
「あぁ、そうだ 今から我々は!餅つき大会を始める!!」
波乱になりそうな予感(笑)
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年12月19日 14時