羽風薫 花束 ページ4
｢ねー、行かない？｣
｢無理ですって。｣
羽風薫。
この人はどうにも、女癖が直らない。
アイドルにスキャンダルはご法度である。
直してもらいたいものだけれど。
今、私は、その羽風先輩に、映画に誘われていた。
人気の少女漫画をもとにした、恋愛映画である。
他の女の子なら飛びつくのだろうが、私はそうでもない。
それに、プロデュースの入っている日だし。
｢それでは。｣
｢えー…｣
他の女の子が、山ほどいるだろうに。
どうしてそこまで私に執着するのか。
…いや、他の女の子にも、このくらいしているのかもしれない。なら、自惚れか。
｢Aちゃん!｣
不意に名前を呼ばれ、振り向くと、さっきまで話していた羽風先輩がいた。
｢…？｣
｢これ、プレゼント｣
一輪の赤いバラ。
｢バラってさ、本数で意味が変わるの、知ってる？｣
｢いえ…｣
｢一本の意味はね、『一目惚れ』。｣
｢…ぇ？｣
変な声が出た。
｢俺さ、今までずっと色んな女の子のところにふらふらしてた。それは、知ってるよね。でもね、Aちゃんの傍にいるときほど安心できる場所はないんだ。一目惚れだったよ｣
｢そん、な、｣
｢あはは、今すぐじゃなくてもいいから。ちゃんと考えて、俺の気持ち、ゆっくり呑み込んで。じゃ、またね。｣
…いい逃げは、ずるい。
まだ私は、恋を知らない。
だから、先輩の気持ちが分からないのだ。
だから、応えることができない。
それでもいいのだろうか。
先輩は待っていてくれるだろうか。
ーーーーーーーーーーーーー
一輪じゃ花束じゃないですかね…？
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弥佳 - あと、…の部分、真緒くんが運んで少ししたら夢主ちゃんが起きて、真緒くんが夢主ちゃんを怒ってその後、キスを…って感じです。(夢主ちゃんの目の下に濃い隈があります) (2016年9月22日 23時) (
レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 弥佳さん» 了解です！リクエストありがとうございます! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - あ、場所は学校で (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - このお話、とっても面白いですなぁ！リクエストで真緒くんと夢主ちゃんを絡ませて欲しいですなぁ…。あ、内容は夢主ちゃんが寝不足で急に倒れてそれを真緒くんが運んで…って感じですなぁ！無理はしないで欲しいですなぁぁ！ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 紫猫日和さん» ああああああ!すみません!すぐに直します！ (2016年9月5日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年7月21日 1時
