鳴上嵐 化粧 ページ15
嵐ちゃん視点
｢あら、Aちゃんお化粧し始めたのォ？｣
｢えっ、気づいた？｣
｢もちろんよォ！うーん…目元はもう少し薄くても良いんじゃなぁい？素材は良いんだから！｣
｢そうかな。ありがとう、治してみるね。｣
可愛いAちゃんが、初めてお化粧をしてきた。
お姉ちゃんとしては、妹の成長はとっても嬉しい。
けれど、なぜかぎこちない笑顔を見せる妹に不安を感じた。
｢…今日、どこかのユニットのレッスンあったりするの？｣
｢え？今日はどこも入ってないからtrickstarの練習見ようかなって…｣
｢その時間、アタシにさいてもらえないかしらァ？｣
｢うん、良いよ？｣
｢ふふ、ありがとう！｣
Aちゃんは不思議そうにしてたけど、お姉ちゃんは、ぜぇんぶわかっちゃった。
放課後は、確かめるため。
放課後
｢嵐ちゃん、どうしたの？｣
アタシが指定した空き教室に顔を出すAちゃん。
｢ふふ、ありがとうね、Aちゃん。こっちに来て？｣
アタシは、机に座っていた。そこをどいて、Aちゃんに座らせる。
｢こんなことはしたくないけど…ごめんね｣
そう言ってAちゃんの目の下をこする。
クレンジングオイルを使ってあげたかったんだけど、今日は忘れて来ていた。
｢アラ、やっぱり…Aちゃん、かくしてたのね？｣
目元の化粧が薄くなり、見えてきたのは酷い隈。
｢ばれちゃった…｣
｢んもう！そんな可愛いことしたってダメよォ？ねてないんでしょ？｣
｢ね、ねてるよっ、最近は、その…3時間とか、2時間だけど…｣
｢ダメじゃなぁい！仕事詰めすぎよォ！本当は8時間くらいねてほしいけど…せめて、6時間は寝てちょうだい！｣
｢で、でも…｣
｢Aちゃん！自分のお肌も、体もボロボロになっちゃうわよ！｣
｢…｣
｢Aちゃんが倒れたりなんかしたら、皆心配しちゃうわ。特にtrickstarなんか、つきっきりで面倒見る、なんて言い出すわよ？｣
Aちゃんは、信頼されてるんだから。
Aちゃんは、愛されてるんだから。
｢とにかく、今日は仕事も無いみたいだし、ゆっくりねなさい？お姉ちゃんとの約束よォ？｣
｢…うん。｣
この子がそんな簡単に聞くかはわからないけれど、それでも意識してくれれば…
少しでも多く、休んでもらわなくっちゃ。
お姉ちゃんとしての使命ね！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弥佳 - あと、…の部分、真緒くんが運んで少ししたら夢主ちゃんが起きて、真緒くんが夢主ちゃんを怒ってその後、キスを…って感じです。(夢主ちゃんの目の下に濃い隈があります) (2016年9月22日 23時) (
レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 弥佳さん» 了解です！リクエストありがとうございます! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - あ、場所は学校で (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
弥佳 - このお話、とっても面白いですなぁ！リクエストで真緒くんと夢主ちゃんを絡ませて欲しいですなぁ…。あ、内容は夢主ちゃんが寝不足で急に倒れてそれを真緒くんが運んで…って感じですなぁ！無理はしないで欲しいですなぁぁ！ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 0b3826c7a4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴヨーグルト(プロフ) - 紫猫日和さん» ああああああ!すみません!すぐに直します！ (2016年9月5日 23時) (レス) id: 5e434de2db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イチゴヨーグルト | 作成日時：2016年7月21日 1時
