5曲目 ページ6
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「お昼ごはんだぁっ！」
ドッジボールの勝負がついた辺りで授業は終わり、急いで片付けをしたところで走って着替えて教室へ。
「オイ！テメェ！」
「んん？あ！おおかみさん！」
「俺様の名前は大神晃牙だ！…まぁ、狼でも許してやるよ」
「んん〜？ガミさんなの？カミさんじゃないの？」
「チッ…明星のアホと同じ呼び方すんじゃねぇ！」
早く、早くお昼ごはん買いに行かなきゃ売り切れちゃう。
そう思ってガミさんの話を聞きつつも小走りで教室を目指すもガミさんは怒った顔して怒った話し方をしながら着いてくる。
あ、ちょっと面白いかも。
「おーい転校生〜！お昼一緒に食べない？」
「あっ、ばるくん。ボクお昼ごはん買いに行かなくちゃなの！だから早く戻ってこれたら一緒に食べよう！」
「オッケー☆ あれ、ガミさんどうしたの？転校生のこと気に入ったの？」
「ンなわけね〜だろ！」
カバンから財布を取り出してばるくんに手を振って教室を出る。
ガミさんはまだ着いてくる。
狼じゃなくって、わんちゃんっぽい？
「ガミさんはお昼ごはん食べないの〜？」
「あぁ？俺様はいつも購買で買ってんだよ」
「わぁ、ちょーどよかった！ボクも今日は購買なんだぁ」
無駄に振り回してるだけだったら悪いなと思っていたから行き先が一緒でよかった。
なんて思って安心して笑うとガミさんの足が止まった。
突然のことに驚いてガミさんの元へ駆け寄ると、俯きながら震えていた。
「んん？ガミさん？」
「ッッッ覗いてくんじゃねェ！！テメェ…名前、なんだほら名前！！」
耳まで真っ赤にしたガミさんがバタバタと手を振りながらボクを指差す。
そう言えば名前言ってなかった。
ガミさんは隣のクラスだから知らないもんね。
「ボクは不知火 Aだよ！」
「不知火…不知火だな！今度テメェの泣きっ面拝んでやるから覚悟しとけ！その首噛みちぎってやる！」
「えぇっ、おっかないなぁ。ガミさんそんなこと言っちゃ友達減るよ〜？」
「うるせぇ！！このエセ天使ヤロ〜！！」
エセ…なんて？
よくわかんないけどガミさんはまだ少し赤い顔のままさっさとどこかに行っちゃった。
なんだったんだろう？
ドッジボールで負けたの怒ってるのかな？
「……あっ、」
購買への行き方わかんない。
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しずく - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年10月6日 21時) (
レス) id: a4e426e33d (このIDを非表示/違反報告)
Tadashi Horimoto(プロフ) - 続きが楽しみです！！更新頑張ってください！！ (2018年4月24日 23時) (レス) id: b94121db0d (このIDを非表示/違反報告)
『 』(プロフ) - 面白かったです！夢主可愛い…！更新頑張ってください！ (2017年7月27日 11時) (レス) id: 167c4770ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪@接久 | 作成日時：2017年7月23日 21時
