続き ページ49
KP「影山の口のうまさに乗せられて龍河は写真の人物について話してもいいかと思った」
龍河「……そこに写っているのは私の弟と幼なじみです。二ヶ月前前までは弟と二人で住んでいたんですが……事故で弟は亡くなってしまいました」
影山「二ヶ月前の事故……ですか」
猩影「事故について影山たちは何か知ってたりとかは？」
KP「《知識》で判定。楊蝉も参加していいぞ」
鴆「よっしゃ!!振るぜー!!」
影山《知識55》→46 成功
楊蝉《知識85》→68 成功
KP「成功したな。じゃお前達は二ヶ月前に浮世絵市で起きた交通事故で1人青年が亡くなっていたことを思い出した」
楊蝉「事故って……あの交通事故で人が亡くなったってやつか？」
龍河「ええ……そうです。弟は……竜河はそこに写っている凜華を庇って死んだんです。かっこいいでしょう？」
影山「……弟さんのこと、誇りに思ってるんですね」
龍河「ええ、自慢の弟です。とはいっても双子ですからそう変わりはしないんですけどね」
KP「そう言って龍河は苦笑ぎみに笑う。分かりづらかっただろうから伝えたい情報を改めて言うぞ。写真に写っている人物の内龍河とそっくりなのが双子の弟の神原竜河。双子と一緒に写っている女性が氷室凜華だ。竜河は二ヶ月前に凜華を庇って交通事故で死んだ」
猩影「竜河って……」
リクオ「どこぞのシャークさんとは別人だからな」
鴆「某カードゲームネタ多すぎね？」
リクオ「そこは突っ込むな。深夜テンションで色々なもんがぶっ飛びつつあるんだよ、たぶん」
鴆「大丈夫かそれ？」
リクオ「大丈夫だ、きっと」
猩影「KP側も壊れてきやしたね」
KP「まだ壊れてないさ。さて、そこまで教えてくれた龍河だったが……ですがと続ける」
龍河「竜河はきっと、帰ってきますから」
KP「そういって笑う龍河に対してお前達は得体の知れないようなものを感じる。その笑顔には明らかに狂気が滲み出ていた。クリった報酬だからSAN値チェックはなし。その笑みに二人が固まっていると突然、身体の自由が効かなくなった。つーことで《アイデア》振れ」
猩影「免除されたのにSANチェックの予感……」
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作者名：rinas | 作成日時：2016年9月17日 17時
