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楊蝉「風雅、少し話をさせてくれ」
風雅「……加藤さんの負担にならないようにしてくださいよ」
楊蝉「ああ、わかってる。はじめまして加藤さん」
加藤「貴方も……医者ですか？」
楊蝉「いや、俺はこいつの知り合いだな。浮世絵市で神主をしている者だ」
加藤「神主……!!」
KP「加藤は楊蝉の自己紹介を聞くと瞳に明らかな恐怖を宿らせた」
楊蝉「(地雷踏んだか……)お前がもってるその御守りを見せてほしいんだが……」
KP「ここで《説得》で振ってくれ。補正は-40だ」
鴆「はぁ!?」
玉章「大きいね……3割か」
楊蝉「っ初期値よりマシだ!!振るぜ!!」
楊蝉《説得70-40》→57 失敗
鴆「知ってた」
玉章「まぁ……たぶん失敗だよね。……KP、風雅で《説得》に再挑戦することはできるかい？」
KP「無理だ。加藤は心を閉ざしてしまった。もう聞いても何も教えてはもらえないだろう。それは風雅にしても同じことだ。彼にとって忌まわしく、憎しみを抱く存在に関係があるかもしれない。そう思った時、彼にはお前達を信用することはできなくなった」
加藤「すみません……もう、出ていってください」
風雅「……ああ、わかった。すまなかったな、ゆっくり休んでくれ。また来る」
加藤「……はい」
KP「そう返事したあと気力を無くしたのか眠ってしまった。入ってきた当初のような様子は見受けられず、安らかな顔で眠った」
イタク「影山達と合流して部屋を出る。話は終わっているな？」
KP「丁度終わったみたいだな。木崎になにか聞くことは？」
玉章「さっき取り逃した御守りについてきけるかい？」
KP「無理だな。彼女はあれについて何も知らない」
鴆「は？担当医だろ？精神科の隔離病棟に入れられてんなら持ち物の検査は厳重に行われるはずだぜ？」
リクオ「ガチの医者が食いついてきた……だが答えは一緒だ。木崎は何も知らねえよ」
鴆「どういうことだ？つまり……病院側が把握してない状態で持ち込まれたもの……ってことか？」
玉章「なんにせよ情報取り逃したのが痛いね……でも補正-40ってぐらいだから無くてもクリアはできるんだろうし今のところは忘れてもいいんじゃない？」
鴆「そうだな」
KP「病院でやることはあるか？」
玉章「僕はないと思うけど君達はどう？」
猩影「俺は木崎の携帯の電話番号が欲しい。それ以外は特にねえな」
鴆「俺も同じく」
イタク「わからないから任せる」
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作者名：rinas | 作成日時：2016年9月17日 17時
