続き ページ28
KP「風雅は加藤の身体を診た結果、身体は死後3日は経っているとわかった。脈はなく、心臓も動いていない。脳の中身も腐っており『生き物として』確実に死んでいる。だが『人として』生きているのは事実だ。何故なら加藤の意識は、まだその壊れかけの肉体に宿っているのだから……。加藤を診ながらそう感じた風雅は作業の最中、こんな単語がふと頭に思い浮かんだ。【黄泉がえり】という言葉がな」
玉章「(アイデアロール免除されたのかな……)黄泉がえり……か。キーワードみたいなのが出てきたね」
猩影「後で調べておくといいかもな」
玉章「まあそこら辺の話し合いは病院を出たあとかな……KP続けて」
KP「おう。そしてある程度診察を終えた風雅はある程度会話が可能かもしれないという結論を出した。《医学》と《精神分析》の両方に成功したら加藤から話がきける。もう一つ報酬だ。《医学》と《精神分析》に+10の補正」
イタク「ほぼ自動成功だな……」
風雅《医学95+10》→35 成功
《精神分析85+10》→71 成功
KP「やっぱ成功するよな……ならHPの回復量を1D3で決めてくれ」
1D3→3
加藤 HP2→5
リクオ「oh…MAX値……」
猩影「やっぱり出目がおかしい」
鴆「俺達のダイス運吸い取られそうでこえぇな……」
KP「(一番の敵は医者かもしれない……)名医と言われていた風雅の一時的な治療の甲斐があって加藤は会話が可能なレベルまで意識を取り戻した。加藤は風雅達の方に顔を傾けてお前達に話しかける。罅割れた声だったが先程までとは違い感情の起伏が見て取れるな」
加藤「……っ貴方は……？」
風雅「俺は医者の生田風雅という者だ。すまないが意識の確認をさせて欲しい。自分の名前は言えるか？」
加藤「加藤……霧夜です。あの……生田先生……俺、どうなってますか……？」
風雅「………………」
イタク「これは……教えた方がいいのか？」
鴆「そうだなぁ……KP、《心理学》振らせてくれ」
KP「へいりょーかい」
風雅《心理学72》→??
楊蝉《心理学46》→??
KP「そうだな……楊蝉は特に何も分からなかったが、風雅は彼がそこまで死への恐怖は抱いていないということを感じる」
イタク「先程の加藤が呟いていたのは確か……」
玉章「いやだやつらとおなじばけものになりたくない……だね。死ぬのが怖いんじゃなくて化物になるのが怖いってことかな？ま、判断は風雅のPLである君に任せるよ」
イタク「……なら風雅は加藤の状態を話すぞ」
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作者名：rinas | 作成日時：2016年9月17日 17時
