導入〜影山猩と生田風雅〜 ページ11
リクオ「まず導入だが三つに分けて行う。最初に探偵組から始めるぞ」
猩影/イタク「了解」
KP「季節は夏、外はじめじめとしてとても暑い。まさに真夏のような天気だな。セミが鳴く音を外で聞きながら影山と風雅はエアコンの効いた事務所で依頼が来るのを待っていた。お前達はなにをしている？」
猩影「そうですね……KP、時間は今何時ですか？」
KP「時間はそうだな……午前中……10時半ぐらいだ」
猩影「じゃあソファーでスマホゲームでもしてやす」
イタク「俺は事務所の掃除をしている」
玉章「何か一気にキャラがわかった気がするね……」
KP「りょーかい、ならそんな感じでRPしてくれ」
猩影「そうだな……なら……こんな感じでどうだ？」
イタク「……わかった。風雅は掃除道具を片づけながらソファーでゲームをしている猩に話しかける」
風雅「影山……もう10時半だぞ」
影山「だからなんだってんだ」
風雅「一時間前に言った言葉を忘れたのか？」
影山「忘れたな」
風雅「……っ10時になったら机の上を片付けると約束しただろう!!」
影山「そんな約束したか？」
風雅「とぼけるな!!確かにしたぞ!!こんな雪崩を起こしそうな状態で依頼主がきたらどうするつもりだ馬鹿!!」
影山「あ？そんなに気になるってんならやっといてくれよ風雅」
風雅「人に任せるんじゃない!!」
玉章「これって風雅オカンポジションなの？」
リクオ「まあ……探索者内でINT最高値とEDU最高値が一緒にいるとこうなるんじゃないか？そろそろ絡ませるとするか……」
KP「こうして二人がいつも通り言い合いをしていると事務所のインターホンが鳴る。ちなみに事務所のインターホンは画面に外の様子が映るタイプだぜ」
イタク「説教を止めて画面を見る。映っているのは誰だ？」
KP「インターホンの画面には40代ぐらいの貴婦人が映っているな。様子から依頼者だって分かるぜ」
猩影「なら影山はゲームを中断して貴婦人を中にいれてソファーに座らせますね」
イタク「風雅は依頼人のためのお茶とお菓子を用意するために台所に行く」
KP「中に入ってきた貴婦人は散乱した机にぎょっとするが促されるままソファーに座るぜ。依頼人の様子はとても憔悴しきっている。依頼人はソファーに座ると話を切り出し始めるな」
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作者名：rinas | 作成日時：2016年9月17日 17時
