事の始まり ページ1
玉章「ねえ、これどういうことかな？」
リクオ「どういうことって見たままじゃねーか。ボケたか？」
玉章「……確認してもいい？百鬼夜行の主の僕は今日、君から個人的に大切な用があるってわざわざ四国から呼び出された。間違いは？」
リクオ「ねえな」
玉章「ならさ……何でTRPGをする用意が整っているのかな？」
リクオ「TRPGやるからだろ。ルルブもキャラシもシナリオもダイス(スマホ)も筆記用具も用意済みだ。菓子だって好きなだけ摘んでくれて構わねえ。掛かる金は全部こっちが負担する」
玉章「そういう問題じゃない!!」
リクオ「じゃあ何が問題だっていうんだよ」
玉章「逆に聞くけど何処が問題ないと思ったのか知りたいね」
リクオ「友と遊ぶのに理由が必要かい？」
玉章「こっちは友達になった覚えは全くないよ」
リクオ「何を言ってんだよ、少なくとも俺と『アズサ』は友達だぜ？」
玉章「っ……!?」
リクオ「四国の連中にバラされたくねえよなぁ？いやぁ、まさかお前が」
玉章「わかった、やるよ」
リクオ「理解が早くて助かる。そろそろ残りのメンバーも……」
ガラガラ
鴆「よぉ、リクオ。今日は珍しい客がく……」
猩影「三代目、お久しぶ……」
玉章「……これ、大丈夫かい？本当に」
リクオ「大丈夫だって。鴆が驚きで血を吐いても猩影がお前を明らかに敵視していようとこの場では何の問題もない」
玉章「今!!この状況を見て!!何処が問題ないって言えるんだい!?」
リクオ「俺達は同年代で集まってTRPGをやろうとしている。何処に問題があるってんだ？」
玉章「間違ってないけど間違ってるね……」
リクオ「間違ってないなら問題なしノープロブレム。おい、お前らもショック受けてねーで入れ。数年前ならともかく今は同盟結んでんだから遊んだっていいだろ。表面上でも親睦を深める目的もなくはねえ。これで納得しろ」
猩影「理由のでっち上げ感が凄いですね」
鴆「ごほっ……とりあえず理由は置いといて……今日は3人でやるのか？」
リクオ「いや、あと1人メインが……っていつの間にか来てやがった!?」
イタク「リクオ、油断するな。普段から気を張っていろと言っているだろう」
リクオ「せめて普通に遊ぶ日ぐれえ油断させろよ!?……つーわけで最後の1人がコイツな。今回のTRPG初心者枠はイタクだからよろしく」
玉・猩・鴆「「「(｡-_-｡ )ﾉ了解」」」
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作者名：rinas | 作成日時：2016年9月17日 17時
