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∇lesson33 ページ34

それから布団の上で

皆お喋りしたりしてたけど

北斗さんの合図で就寝となった。


北斗「もう遅い。明日のために寝るぞ」

「はーーーい」



スバル「ねね、A」


電気が消えてからのそのそ枕を持って

スバル君が寄ってくる。


あ「ん?どうしたの?」

スバル「俺Aの隣で寝て良い?」

あ「うん?いいよー」

スバル「よっしゃ!ありがとー!」


にひひっと笑って私の隣に座る。

そこで私も思い出したようにお兄ちゃんを振り返った。

あ「あ、お兄ちゃん。私お兄ちゃんの布団で
寝て良い?昔みたいに一緒に寝よ!」


私が元気よく声をかけると元々夜に弱いお兄ちゃんは

かなり反応遅く「いいよ」と答えてくれた。


もうぐらぐらしてるし寝そうなんですけど、うちの兄。



スバル「それじゃおやすみ!」

あ「おやすみー」

真「ふぁ…おやすみ…」



すっと目を閉じる。


どうやら私達が最後だったらしく、

気がつけばあちこちからいびきが聞こえてきた。



いよいよ私にも睡魔が襲ってくる。



その時誰かが私の布団をぽん、ぽんと優しく叩いてくる。

赤ちゃんを寝かすように、優しく。


うっすら目を開けてみるとどうやらお兄ちゃんのようだ。


昔、私が寝るときにやっていたことを

覚えててくれたらしい。


ちょっとだけ嬉しかった。



お兄ちゃんの寝顔を見てふふっと笑う。



あ「お兄ちゃん大好き」


私の手前に置いていたお兄ちゃんの手をぎゅっと

握る。



そして自分の体をお兄ちゃんの体に埋めるように

近づけて再び目を瞑った。









.









.









.









頭のなかに中学生時代の景色が横切ったとき、





私は意識を手放した。









.









.









.









?「ねぇ、遊木さん」





____

次回シリアスみたいになるかもです!

暫く真緒君達はいません(--;)

ごめんなさい!

∇『過去』→←∇作者の部屋



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里小翔(プロフ) - ミュア☆ミュアさん» 本当ですか!なんだかやりきった感あります笑笑番外編がんばります!! (2015年7月30日 21時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
ミュア☆ミュア(プロフ) - 過去編の話泣きそうになりました。番外編の話もがんばって下さいね! (2015年7月30日 21時) (レス) id: 7d2b816aaa (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - いちごパフェさん» ありがとうございます!過去編泣きそうなんですか?!笑笑泣くかは分からないですけど主人公とクラスメイトとの関係が書けたらいいなぁと思ってるので!!(笑)コメントありがとうございました(*^▽^*) (2015年7月30日 15時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - 続きが気になります( ´ ω ` )過去編、泣きそうです… (2015年7月30日 9時) (レス) id: c194704685 (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - 桜姫さん» ありがとうございます!合宿ならばとお風呂シーンを入らさせてもらいました!応援ありがとうございます!頑張ります! (2015年7月29日 21時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:里小翔 | 作成日時:2015年6月23日 21時

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