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「あん？ 待ってろっつったのに何勝手にうろついて……
って、どうした。なんでそんなに泣きそうなんだお前」
涙を堪えて唇を噛み締めながら振り向いた私に
彼の目が見開かれる。
何があったんだと問い詰めてくる彼を睨むように見つめて
声を震わせながら言葉を放った。
「跡部先輩……私のこと、好きじゃないの……？」
「は？」
「手塚さんが、好きなの……？」
「……はぁ！？ んなわけねえだろ。
何を意味わからねえことを……」
「いいよ！ 手塚さんが好きならそう言ってよ！！」
「おい、ちょっと待て。何を言い出すんだお前は」
「別にいいよ！ 手塚さんと――――して、――――でも！！
でもだったらちゃんとそう言って欲しいだけだよ！！」
「は、ちょっ、なんつーことを口走ってんだてめぇ！」
「だって、今手塚さんと会ってきたんでしょ……！？」
「いや、確かに手塚とは会ったが別に俺は……」
「嘘つかないでよ！ 全部聞いてたんだから！
跡部先輩と手塚さんが×××で、××××してたって！！」
「嘘じゃねーよ！
つーかそれやめろさっきから！ 虫唾が走んだよ！！」
「うるさい！！ 事実でしょ！！
嫌いだよ！ 跡部先輩なんて大嫌いだよ！！」
「ばっ、おい！！
いい加減にしやがれ！ 話を聞けA！」
いたたまれなくなってその場から立ち去ろうとした刹那
ぐいと強く腕を引かれて彼の腕の中に拘束された。
ふわっと香る跡部先輩の匂いに、
少し汗の匂いが混じっていて。
彼らの行為を想像してしまい、
更に頭がパニックに陥る。
「やっ、やだ！ 離してください！！」
「お前が訳分かんねぇ勘違いしてっからだろうが！」
暴れれば暴れるほど強くなる彼の腕の力で
痛みを覚えるほど体が締め付けられる。
「いいから離れ、んんっ！！」
それでも抵抗を諦めず
彼の腕を振りほどこうとバタバタと暴れていれば
強引に頭を抑え込まれて唇を塞がれた。
唐突に強く押し付けられた彼の唇に思わず息を止める。
はぁ、と艶のある吐息を漏らしながら唇を離した跡部先輩も
必死のあまり息をするのを忘れていたようで。
「……っは！ なにして……！」
「嘘だと、思うか」
「え……？」
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優(プロフ) - 財堂若也さん» 嬉しいコメントありがとうございます＿|＼○＿ 了解しましたw そのうち絡ませようとは思ってたのですが、出来るだけ早めに登場させたいと思います！ リクエストありがとうございます！ 助かります(´；ω；｀) (2021年3月1日 22時) (
レス) id: 28668178f9 (このIDを非表示/違反報告)
財堂若也 - 初コメ失礼します。跡部様がぶっ飛んでて面白いです!リクエストなんですけど、四天宝寺の白石くんと絡んでほしいです!白石くんの絶 頂を聞いた夢主ちゃんの反応がみてみたいです!無理にというわけではないので書かなくても大丈夫です!これからのお話楽しみにしてます! (2021年3月1日 22時) (レス) id: 7fa4fbfbfc (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 時雨さん» 基本手塚さんのがマトモなのに、跡部×手塚だと何故だか跡部様が常識人に見える手塚マジック…… 叩きつけられたジャージを無言で拾う手塚さんを想像するとまた笑えます(一度で二度美味しい) またそのうち2人の掛け合い書きますww (2021年2月7日 20時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - ありがとうございました!!やっぱり、手塚と跡部様のかみ合わない感じ、たまらなく面白いですよねww跡部様、かわいそうだったなぁ…wそして地に叩きつけられたジャージを拾いに行きたい、手塚の雌猫の私でした。 (2021年2月7日 14時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2ytluvuusham081 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/
作成日時：2021年1月10日 14時
