62. ページ15
明るい表情で"何かを"隠している葉月を、、あんずはしっかりと受け止めてながら、何かその先を見ているように見えた
笑顔な葉月に対して、あんずは真剣な表情で言葉を返す
あんず「萌音 先輩、、ありがとうございます。共演話を露咲A先輩にするのは、大変なことなのは分かりますし、今私たちが何を言っても露咲A先輩は絶対この話に乗ってこないのも分かりました…共演話を進めるにしても、露咲A先輩に話すにしても、私たちは露咲A先輩の"過去"のことを知らないと共演話をできないような気がするんです。。」
あんず「なので、お願いします。私たちに露咲先輩の過去のことを教えてください。もちろん、2人の私的なお話ですし部外者の私たちが聞く権利なんて本当はないことは分かっています。
ですが、萌音 先輩との間に何があったのかを知らないといけないと、露咲A先輩の本質の"奥"にいけないと思うんです！不躾なことは分かっています、、でも、、お願いします、、」
ほんと、、あんたって子は、、
俺は今の自分の表情を見られたくなくて、手で自分の目元を隠すようにおさえた
理にかなうことをちゃんと言って、プロデューサーとしてアイドルと真剣に向き合う。
何故か分からないけど、今日はその姿勢がアイドルから見ても信頼出来るような態度で、眩しく見えて、好きになって良かったな、、と何回目かもう分からないぐらいに思った
俺は感極まりながらもそれを隠しながら、横目に見ると葉月があんずの言葉を聞き、何か考え込むような仕草をしながらも、表情を見せないぐらい下を向いていた
萌音 「Aちゃんの過去の話を自ら進んでは言いたくは無いけれども……Aちゃんを復帰させるというならばこの話は知らないといけない話だもんね……いいよ。話してあげる。、、でも、言っておくけど何も楽しい話では無いよ。私が友達を……Aちゃん、いやAを追い込ませてしまった話……」
葉月は顔を上げると、哀愁漂わせるような力のない笑みを俺らに向け、力無く瞳を閉じた
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...萌音 視点...
あの頃はみんなも知っているとは思うけど、革命の時期だった
私にとって仲良かった5奇人のみんなが勝手に悪者にされて、討伐されて、
Knightsも茨の道を進んでいて、
急な生徒会の台頭に驚いて私も順応できてなかったけど、
Aはその荒波の中もがいていた
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作者名：sarai | 作成日時：2024年2月18日 2時
