傷のついた少女【鬼灯の冷徹】 (ページ40)

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40お留守番ページ40

桃太郎「あれ、白澤様早いですね」

白澤「ああ、ちょっと悪夢を見てね」

桃太郎「へえ……Aさんは、まだ眠っていらっしゃいます？」

白澤「うん」

プルルルルルル…………

桃太郎「あ、電話だ」

ガチャ

桃太郎「もしもし、極楽満月ですお電話ありがとうございます……」

白澤「……」ハァ

桃太郎「白澤様、注文入りました。これに書いてあるものです」

白澤「ああ、どれどれ……あ、この薬草多分ストック切れてると思う」

桃太郎「あ、はいそうですね」

白澤「あーこれ生えてる所桃タロー君知らないよね…教えておくよ。今日は一緒に採りに行こう」

桃太郎「はい」

白澤「Aちゃんには留守番しといてもらわないとだな…………あそこ結構危ないんだよね」

桃太郎「そ、そうなんですか」

白澤「うん。ちょっと滑りやすいところにあるから。山道だし」

ガチャ

A「……」

白澤「あ、起きた」

桃太郎「朝ご飯用意しますね」

A「……」パクパク

白澤「Aちゃん、今日、お昼くらいに僕と桃タロー君出かけるから留守番しといてくれる？」

A「るすばん……はい」コクッ

白澤「ありがとう」ニコッ

昼

白澤「今日は他に注文無かったよね？」

桃太郎「はい」

白澤「それじゃあAちゃん、行ってくるね」ナデナデ

A「……」

A「……」

ポツーーーン

極楽満月の店内にはAが１人と数匹のウサギ。

すごく静かな空間。

地獄

鬼灯「それでは。行って来ます」

お香「はい」

天国

白澤「そこ、崩れやすいかれ気をつけてね」

桃太郎「はいっ……」ボロッ

極楽満月

シーーーン……

A「……」ジー

ウサギ「…」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

A「…」ソロリ、ソロリ

モフッ

A「！！」

モフモフモフ……

ウサギ「……」

ゴンッゴンッ
　

A「…！」ビクッ

ゴメンクダサイ！！

A「……！ほおずきんさま」

ガチャッ

鬼灯「おや、Aさん。白豚は？」

A「しろ、ぶた、？」

『白豚』と聞いてAはすぐに近くにいたウサギを抱きかかえて鬼灯に見せた。

鬼灯「それはウサギです。白澤さんはどこですか？」

A「はくたく、さん……はくたくさま！」