【うたプリ】繋ぐ音色はいつだって【来栖翔】 (ページ8)

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＊Aクラスページ8

「し、四ノ宮さん！！待ってください！！」

「那月ー！！パン落としてるよ！！」

那月「あ！！ハルちゃん、音也くん。ごめんなさい、翔ちゃんに会えて嬉しくて、つい……」

那月を追いかけてきたのか、後から走ってくる女の子と、赤毛の男。
そして、一人だけ落ち着いた雰囲気の、青髪の男。
那月もそっちに気を取られて、若干雑に俺を離した。
危うく死にかけた……

那月「翔ちゃん、紹介しますね。さっきお友達になった、音也くんと真斗くん、そしてハルちゃんです！！」

音也「あ、那月の友達？俺、一十木音也。よろしく！！」

真斗「聖川真斗だ。よろしく頼む」

春歌「な、七海春歌です。よろしくお願いします！！」

翔「お、おう……俺は来栖翔。で、こっちが……」

那月「うわあ……！！とっても可愛いです！！ぎゅーってしていいですか！？」

翔「って紹介する前に食いついてんじゃねぇ！！あと、Aにぎゅーは断固として許さねぇからな！！」

相変わらず超絶マイペースな那月。
それに、あの馬鹿力で抱き付かれりゃ、Aのほうがひとたまりもねぇからな……！！

翔「で、改めて紹介すっと、こいつはA。俺の、幼馴染みたいなもんだ」

そう紹介すると、Aも無表情であれぺこりと頭を下げた。
……やっぱり声、出さねぇんだな。

春歌「よろしくお願いします。あ、あの、Aさん」

同じ女子同士だからか、真っ先に七海が話しかけに行く。
Aも七海のほうを見て、真っ直ぐに話を聞いている。

春歌「Aさんは、その……アイドル志望、ですか？」

七海のその言葉に、Aは首を横に振る。
その瞬間、七海の目がキラキラと輝いた。

春歌「じゃあ、作曲家志望なんですね！！私も作曲家志望なんです！！どんな曲を書きたいですか？好きなジャンルとかは……」

音也「なんか七海、すっごいグイグイ行くね」

真斗「同じ作曲家志望とわかり、嬉しいんだろう。それに、女子同士のほうが話しやすいのだろうな」

翔「まあ、気持ちはわかるかもな」

そうは言っても、Aめちゃくちゃ困ってねぇ？
声出さねぇから、七海のほうもだんだん不安になってきてるし……
なんか、見ててこっちが不安になってくんだけど……

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