【うたプリ】繋ぐ音色はいつだって【来栖翔】 (ページ31)

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＊談話室に行きたいページ31

女子「じゃあ、明日までに譜面書いておくね」

翔「おう、頼んだぜ」

あの後、なんとか授業は問題なく終えることができた。
全体の曲のイメージもなんとなくまとまったし、順調に進んでる。
この調子で、レコーディングテストまで頑張んねぇとな。

改めて気合を入れたところで、チラッとAの様子を見る。
Aもちょうど終わったのか、トキヤに手を振って別れた後、俺の方に視線を移す。
考えてることは一緒みたいだな。

翔「帰るか」

そう言うとAもコクリと頷いて、パタパタと帰る支度を始めた。
俺も少し急ぎ気味に帰る支度をして、Aの席に向かう。

－－－トンットンッ

翔「ん？どした？」

席に着くなり、話しかけるように机を軽く叩くA。
そして、指文字でこう伝えてくれた。

『談話室、寄っていい？話、あるの』

翔「話？」

『込み入った話になるから、ゆっくり話せるところがいい』

翔「お、おう……別にいいけど……」

改まってどうしたのかと思いながらも、拒否する理由もないため、そのまま了承した。
にしても、込み入った話ってなんだ？

考えているうちに支度を終えたのか、早く行こうと急かすように俺の服の裾を引っ張るA。
“わりぃ、行くか”と行って、俺とAは談話室へと向かった。

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