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「高尾、今日はアンタの意見本当参考になった。ありがとね」
「どういたしまして、まあ、殆ど赤司だったけどな。Aちゃんだってめっちゃ意見参考になったわ」
はい、ハイタッチ!という高尾の言葉に私はノリってか勢いでハイタッチをする。
「これからも頑張ろうな!んで、あわよくば勝とうぜ!」っていう高尾の言葉に私は大きく首を縦に振った。
「こっから先、誰の犠牲もなしに勝てたら良いのにな」
「……そうだね、でもきっと無理だと思うよ。こんな事企画する位だもん、相当だよ」
高尾は複雑そうな顔して笑った。
勿論、高尾が何を思ってるか何て、んなもん私にはわかんないし、分かる筈も無かった。
だって、ほら私馬鹿だし
「……Aちゃん、俺さアンタと真ちゃんだけは殺させねえから」
まるで、人狼に目星がついているかのようなその言葉に私は目を丸くするけれど私が何か聞こうとする前に高尾くんは自分の部屋に戻った
*
回転テーブルで寛いでいるとリコ先輩が部屋から出てきた。
リコ先輩は私同様回転テーブルに座ると部屋から持ってきたであろう缶ジュースを私に渡した
「え、私に……?」
「もう一本あるから良いわよ飲んでも」
リコ先輩はもう一本のジュースをチラつかせて私の方を向いて笑った
ほらね?とでも言うかのように缶のフタを開けるとゴクゴクと飲み始める
「……っと、本題ね」
「へ?……ああ、はい」
リコ先輩は私を視界に捉えると口を開く
その目は真剣そのものだった
「さっきね、実は笠松くんや氷室くんと話してきたのよ」
「私も、青峰とか赤司くんとか高尾とか黒子とかと話してました」
「……そう、Aわかっているわよね。これは生死を掛けたゲームそんな甘いもんじゃ無いの」
そんなのわかっているに決まってる
だって、自分で言うのも何だけど私や赤司くんが一番このゲームで真剣に話していると思うから。
「……貴方は人狼なの?」
「……は?意味がわからないんですけど」
「違うならそう言って。逃げたら私は貴方を人狼と見なすわよ」
リコ先輩の言葉に私は言葉を失う
わけがわからない。は?何で私が人狼なの?
「何で、そうなるのか……意味がわからないんですけど…」
「氷室くんが言っていたのよ、現状怪しいのは貴方と黒子くんだってね」
余計なこと言いやがって、氷室さんこそ人狼なんじゃ無いの?
ダメだ、何かよくわからなくなってきた。
どうしよう、このままじゃ明日死ぬかもしれない……
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フラン(プロフ) - 愛花さん» 読者のクセしてって……文句じゃなくてアドバイスと受け取れば良いじゃないですか……後、読者じゃないと、文句や感想は言え無い気がします (2018年6月12日 1時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(プロフ) - 汐里さん» いいよ、別に返さなくて。つか、時間の無駄じゃん? (2015年3月31日 23時) (レス) id: 440c5300df (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 愛花さん» お疲れって言っても結構前に完結してんだけどねwwてか下のコメントくれた人にそもそも私が気付いてなかったわ。面目無いっすわ、もうだいぶ経ってるけどコメント返したほうがいいかな?つかおまっwwクソとかいうなw (2015年3月31日 23時) (レス) id: 499572e2f5 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(プロフ) - 良作だった!お疲れ!!下に読者のクセして文句言ってる奴いるけど、全然気にしなくて良いと思うよん、つかンな事書かなくても良くね?的なwwクソすぎw (2015年3月31日 22時) (レス) id: 440c5300df (このIDを非表示/違反報告)
巴(プロフ) - 妖狐くらい出せよww (2015年2月28日 21時) (レス) id: 602b9e4d17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2014年9月21日 14時