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七話 ページ9

Aと柘榴は共に行動することになった。


「でも何処を探せばいいのやら。」


「そうですね。」


二人で頭を抱えているときだった。


「……これはッ!」

「旅禍の霊圧…」

「いや、旅禍ともう一人…恋次だ。」

「懺罪宮の方からですね…」

「うっわ、遠いじゃん…」

「何言ってんですか、隊長の足ならすぐ着くでしょう。行きますよ。」


そして二人とも走り出す。

いつの間にか日も傾いていた。


「旅禍の霊圧弱くなりましたね。」


「恋次のやつ、ルキア関わってるからって余計に熱くなってるんだよきっと。急ぐよ。」


「はい」









「だいぶ懺罪宮に近づいたけど」


「霊圧…物凄いですね」


「これじゃあ恋次の方が心配になるよ」



「そう言えば隊長は別行動の間何をされてたんですか?」


柘榴ふと問い掛ける。


「人探しって所かな。まぁ、見つからないけど…」


柘榴は眉をしかめた。


「それって、旅禍のうちの一人ですか?」


Aは表情を帰ることは無かった。



「さぁね。もうつくよ」


「あ、はい。」






そこには恋次が倒れていた。


「恋次!!」

Aの後に続いて柘榴も近づく。


「かなりの重症だ。こんな派手にやりあってたのか…。」


「隊長、誰か来ますよ。」


「おー、あれイヅルじゃん?おーい!イヅル〜!」


「そんな呑気でいいんですか…」


吉良たちは駆け寄ると唖然としていた。


「妋鬼隊長、これは……阿散井君は……」


「旅禍とやりあって負けたんだろうね。私達が来た時にはもう旅禍の姿は無かった。でもまずは恋次の手当が先だ。運ぶの手伝ってよ。」


「はい。分かりました。」


「て言うか任せてもいい?」


「え、大丈夫ですけど…」


「ありがと!よし、柘榴行くよ」


「ちょっと隊長!」


A達の去った後の吉良の表情は曇っていた。









今後吉良たちを追い詰めていくものをまだ誰も知らない。

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楠人(プロフ) - か め。さん» ありがとうございます!励みになります!! (2020年5月30日 21時) (レス) id: c9bf14d7b8 (このIDを非表示/違反報告)
か め。(プロフ) - え、すっごい面白いです。。続き楽しみにしてます! (2020年5月2日 13時) (レス) id: 0ff4cbc77d (このIDを非表示/違反報告)
楠人(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます! (2020年1月6日 14時) (レス) id: c9bf14d7b8 (このIDを非表示/違反報告)
yui - が、が、がんばってくださいぃぃ!! (2019年11月4日 18時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠人 | 作成日時:2019年3月24日 17時

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