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三十三話 ページ39

時は少し戻り隊首会室内にて。


「全員揃ったようだな。これより隊首会を始める。」


「ちょっと待ってよ。山じぃ。まだ十四番隊が来てないみたいだけど?」


「御説明頂けませんか?」


隊首会が始まろうとすると京楽と砕蜂が声を上げた。


「時期に説明は妋鬼よりさせる。今回は藍染惣右介の他にある脅威についての話をする。」



「脅威だと?そいつは強いのか?」


更木剣八が反応する。


「うむ。詳しくはこの者に聞くとしよう。入れ。」


隊首会室の扉が開く。
そこで各隊長は目を丸くした。
そこに居たのは隊長羽織を纏った十四番隊副官の柘榴と死覇装だけのAだったからだ。


Aは総隊長の前まで歩く。
柘榴もそれに着いて行った。


Aはそこで片膝をつく。
無論、柘榴も同じようにした。

各隊長達は驚きを隠せない様子だ。



「山本元柳斎重國総隊長。この度我十四番隊隊長 妋鬼Aの意向に沿った隊首会を開いて頂き感謝申し上げます。

総隊長並びに各隊の隊長の皆様にご報告致します。
本日より私 妋鬼Aは現世にて更なる力の向上に向け修行へと参ります。その間、長くとも冬までの期間は尸魂界に置いての職務を全うすることができません。

よって、十四番隊隊長の責務を本日付けで現十四番隊副隊長である佳音柘榴に任せようと思います。」


「待ちなよ。いくらなんでもそんな急な事は決め難いんじゃないかい?」

京楽の意見がAに向けられる。


「既に総隊長には許可は頂いております。この隊首会では各隊長にご報告することを目的としておりました。急なご報告ではありますが何卒御理解を。」


「Aが決めたことならば、何か意図があっての事だろう。よろしく、佳音隊長。」


浮竹の言葉に場の緊張がほぐれて行く。


「これより十四番隊隊長を佳音柘榴に任命する。佳音隊長、挨拶を。」


「はい。」



柘榴はゆっくりと立ち、各隊長の方へ向き直る。









柘榴はこれからたくさん知っていく。

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楠人(プロフ) - か め。さん» ありがとうございます!励みになります!! (2020年5月30日 21時) (レス) id: c9bf14d7b8 (このIDを非表示/違反報告)
か め。(プロフ) - え、すっごい面白いです。。続き楽しみにしてます! (2020年5月2日 13時) (レス) id: 0ff4cbc77d (このIDを非表示/違反報告)
楠人(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます! (2020年1月6日 14時) (レス) id: c9bf14d7b8 (このIDを非表示/違反報告)
yui - が、が、がんばってくださいぃぃ!! (2019年11月4日 18時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楠人 | 作成日時:2019年3月24日 17時

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