十四話 ページ16
朽木ルキア処刑当日の朝。
柘榴は四番隊隊舎にてAの容態を確認しに来ていた。
柘榴がAのいる部屋のドアを開けるとふらつきながらも歩こうとするAがいた。
「おぉー柘榴！いいとこに来たね。ちょっと肩貸してよ。まだ足に力入んなくてさ。」
「いやいやいや、なんで起きてるんですか。」
呆れたように言う柘榴にAは言った。
「どうしても行きたいんだ。ずっと探してた大切な人に会えるような気がするから…。」
そう言う顔はとても真剣で、でも凄く繊細なもののようだった。
「分かりましたよ。でも無茶しないで下さいね。戦うなんて絶対ダメですよ？俺が守りますから。」
柘榴の頬は心無しか朱らんでいた。
「ははっ、頼もしい限りだよ。ありがと。」
そう言うAを柘榴は抱き上げた。
「はぇ？」
予想外の出来事にAは素っ頓狂な声を上げる。
「え、ちょっと柘榴くん！？何してんの君。」
「暴れないでください。時間もありません。この方が確実に間に合います。それに隊長の体にも負担少ないでしょ。」
Aは諦めたように
「着いたら降ろしてよ？」
と言った。
「検討しときますね。」
柘榴はそう言って笑った。
双極で起こる出来事を二人は知らない。
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楠人(プロフ) - か め。さん» ありがとうございます！励みになります！！ (2020年5月30日 21時) (
レス) id: c9bf14d7b8 (このIDを非表示/違反報告)
か め。(プロフ) - え、すっごい面白いです。。続き楽しみにしてます！ (2020年5月2日 13時) (レス) id: 0ff4cbc77d (このIDを非表示/違反報告)
楠人(プロフ) - yuiさん» ありがとうございます！ (2020年1月6日 14時) (レス) id: c9bf14d7b8 (このIDを非表示/違反報告)
yui - が、が、がんばってくださいぃぃ！！ (2019年11月4日 18時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠人 | 作成日時：2019年3月24日 17時
